特集
オフィススイートの利用状況(2018年)/前編:IT担当者300人に聞きました(3/3 ページ)
キーマンズネット会員306人を対象にアンケート調査を実施した。利用するオフィスツールや使用頻度の高いツールなど、オフィススイートの利用実態が明らかになった。
中小企業では「高度な文書作成機能」「データ分析機能」を重視する傾向に?
次にオフィススイートを利用する際、重要だと感じる機能やポイントを聞いたところ「数式や関数、マクロなど充実した表計算機能」58.5%、「操作のしやすさ」53.9%、「使いやすいユーザーインタフェース」51.0%と、この3項目が半数を超える結果となった。誰でも簡単に資料作成ができる支援機能が上位に挙がり、次点にその資料を複数人で共同編集できる、視覚的にリッチに仕上げる機能、クラウド上にデータ保存できる機能などが挙げられた。また情報漏えいリスクを考慮してかファイル保護機能なども重視する傾向にあった。
また従業員規模別に見ると、従業員規模が小さい企業ほど「他のソフトや別バージョンとの互換性」「高度な設定が可能な文書作成機能」「タブレット端末などPC以外の端末でも利用できる」「複雑なデータが扱える分析機能」の4項目を重視している傾向にあった。IT予算が限られる中小企業では他ツールへの投資が難しいため、利用するオフィススイートの機能を最大限に活用しようと、高度な機能を重視する傾向にあると考える。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.