オフィススイートの利用状況(2018年)/前編:IT担当者300人に聞きました(2/3 ページ)
キーマンズネット会員306人を対象にアンケート調査を実施した。利用するオフィスツールや使用頻度の高いツールなど、オフィススイートの利用実態が明らかになった。
利用環境は「Windows 7」が大半、最も使われているのは表計算ツール
次にオフィススイートの利用環境について調査した。まずはオフィススイートの利用端末について聞いたところ「ノートPC」81.0%、「デスクトップPC」63.7%とPC利用が大半で、続いて「シンクライアント端末」10.1%、「タブレット」7.2%、「スマートフォン」6.9%となった。
端末のOSについては「Windows 7」が69.3%、「Windows 10」が56.9%、「Windows 8/8.1」が18.3%、「iOS」が6.2%、「Android」が2.6%と続き、ここでも根強いWindows利用の実態が見て取れた(図2)。2020年1月14日の延長サポート終了まで残り1年半を切ったWindows 7の利用率も依然として高いようだ。
オフィススイートのなかで、よく使われるツールは何だろうか。利用中のオフィススイートの中で使用頻度の高いツールを聞いたところ「Excelのような表計算ツール」94.1%、「PowerPointのようなプレゼンテーション資料作成ツール」62.4%、「Wordのような文書作成ツール」53.6%、「Outlookのようなメール送受信、スケジュール管理ツール」45.1%、「Accessなどのデータ分析ツール」12.1%、「コミュニケーション、ファイル共有ツール」6.9%と続いた(図3)。
この結果から考えられるに、オフィススイートは主に表計算を用いた資料作成業務で活用されているようだ。一方で、昨今の働き方改革に代表されるように柔軟な働き方を推進する企業においては、自宅などオフィス以外でのPC利用を許容するケースもあるだろう。このような場合、資料の共同編集やファイル共有の際にクラウドを活用することが多く、今後、同様のニーズの拡大とともにクラウド型オフィススイートの利用率が増えてくることが予測される。
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