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リスク山盛りで情シスは大丈夫か “改元システム対応”の近道とは?:直前になって慌てないための「改元対応虎の巻」(3/3 ページ)
今回の元号改正による既存システムへの影響は限定的だと楽観する企業もあるだろうが、中には想像以上に時間を要するケースもある。本特集では、「いつまでに何が必要か」をまとめ、対応が厄介なケースと注意点について説明する。
「対応できる人材がいない」「ドキュメントが残されていない」……どうすればいい?
リソースがなく対応が難しい場合やシステムがブラックボックス化し自社で範囲が特定できない場合は、まず、システム開発を担当したベンダーに相談するのが一番だ。面倒なケースは、保守契約が切れている場合や、そもそもシステムを開発したベンダーが存在しない場合である。そのような場合は、別のSIerなどに調査や対応を依頼することとなるが、システム構成をSIerに伝えるところから始めなければならず、その分の工数見積もりが必要だ。また、「ドキュメントが残されていない」「元のソースコードがない」という場合は、相応の工数が必要となることも含めて考えたい。
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