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マイクロソフトが提案する「企業活動の全自動カイゼン基盤」とは「民主化」狙いの野心的なプランも登場(2/3 ページ)

マイクロソフトが企業活動全体のデータレイク作りに本気を出す。打ち出したのは「現場」データの取り込みだ。意欲的な新ライセンスで、現場と本部の断絶、エッジとコアの分断を解消する。

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PowerAppsとFlowがあれば、現場業務もスマホで報告しても問題ない

 Microsoft 365、Azure、Dynamics 365、Surface Go、HoloLensなどを組み合わせたソリューションとは一体どんなものか。

 例として挙がったのが設備保全作業だ。これまで紙で作成していた報告書とその申請にかかわる業務フロー全般を、「Microsoft PowerApps」以降、PwerApps)、「Microsoft Flow」(以降、Flow)に置き換えれば、すぐさまスマートフォンを使った報告フローに移行できる。本部は報告書データを一元管理でき、全体像は「Microsoft Power BI」で分析できるため、紙からデータへの変換業務がなくなり、問題をいち早く把握できるようになる。

 さらにこれらの業務フローをデジタル化する一連のソリューション群は、コーディング不要でアプリを制作する「Power Platform」として体系立てられている。ツール間の連携を前提に設計されていることから、利用に当たっては現場も本部も負担も少ない。現場の従業員はTeamsを使ってコミュニケーション環境を強化でき、Dynamics 365で業務プロセスの見える化も果たせる。

 これらの機能を使った会場のデモを行った同社 山本 築氏(Microsoft 365 ビジネス本部 製品マーケティング部 プロダクトマーケティングマネージャー 兼 働き方改革推進担当)は、「デモ環境の作成期間はわずか2日」とその容易さを強調した。

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写真7 日本マイクロソフトが提供するソリューションで次世代の保全作業を実現するという
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写真8 同社 Microsoft 365 ビジネス本部 製品マーケティング部 プロダクトマーケティングマネージャー 兼 働き方改革推進担当 山本 築氏
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写真9 山本 築氏がデモを行った設備保全作業アプリ。ファーストラインワーカーはスマホから報告書を送信し、本部がそれを集約する

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