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BIツール単独でデータの前処理やAIサービスとの接続も可能に、Domo新プラットフォーム

ドーモは、同社が開発するBIツール「Domoプラットフォーム」の機能を拡張した。機械学習機能やAmazon SageMakerとの統合機能、IoT対応機能などを追加した。

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 ドーモは2019年5月21日、同社が開発するBI(Business Intelligence)ツール「Domoプラットフォーム」の機能を拡張するとともに、ビジネスデータから得られる価値をさらに向上させるための新製品を追加したと発表した。BIツール側でデータの事前準備や分析処理などの機能を提供する。

 今回発表された主な新機能や新製品は次の4つだ。

  1. Domo Integration Cloud
  2. データサイエンス向けに強化したAI(人工知能)機能
  3. 大企業向けのセキュリティ・ガバナンス機能
  4. Domo IoT Cloud

 1つ目のDomo Integration Cloudは、Domoが備えるデータ統合と管理機能に新しいツールを加えた独自のiPaaS(integration Platform as a Service)。クラウドに接続するためのコネクターを600種以上備えており、パブリッククラウドやオンプレミス、ハイブリッドクラウドのいずれの環境にも対応するとしている。

 2つ目のデータサイエンス向けに強化したAI機能の1つは「Did You Know」と呼ぶ。これは、Domoに接続したデータを常にスキャンして自動的に学習し、トレンドや関連性、変則性、相関を検知する機械学習機能。

 もう1つはAmazon SageMakerとの統合機能。Domoから直接Amazon SageMakerの機械学習モデルを活用できる。ドーモでは、Domoで管理するデータをAmazon SageMakerのモデルで処理することで、より正確で実用的な予測が可能だとしている。


R言語やPythonで作成した分析プログラムを介してデータを取り込める。DomoのWebサイトではGoogle AnalyticsとSalesforceのデータをRで処理するデモ動画が公開されている(DomoのWebサイトより)

 3つ目の大企業向けのセキュリティガバナンス機能は、IDに基づく新たなデータ権限の管理機能。これを利用することで、ユーザー企業は組織全体でセキュリティポリシーを維持でき、業務管理を軽減できるとしている。

 最後のDomo IoT Cloudは、IoT(Internet of Things)機器からリアルタイム取得したデータと業務データを組み合わせ、それにサードパーティーのデータソースを重ね合わせてデータ全体を分析するための機能。「Device Fleet ManagementApp」と「Production FlowApp」という、Domoプラットフォーム上に構築されたIoT向けの2つのアプリからなる。

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