2019年8月28日、ブイキューブとNTTテクノクロスが映像コミュニケーション分野における提携を発表した。国内Web会議市場を黎明(れいめい)期からけん引してきた両社は、映像や音声技術を活用する新たな価値を創造するという。
ブイキューブの「V-CUBE ミーティング」は、24時間365日のサポート体制やオンプレミス、カスタマイズなどユーザーのニーズに細かく応えることで高いシェアを維持してきた。遠隔診療や遠隔授業などでも導入が進む。NTTテクノクロスは、NTT研究所による映像解析や音声認識などの最先端技術と社会課題解決のノウハウを持つ。
提携の第1弾として、ブイキューブはNTTテクノクロスのリモートアクセスツール「MagicConnect」の販売代理店になり、NTTテクノクロスはV-CUBE ミーティングの販売代理店になる。なおNTTテクノクロスのWeb会議サービス「MeetingPlaza Web会議」は、ASPサービスを2022年3月31日に、オンプレミス保守サポートを2025年3月31日に終了する。
今後について両社は「次世代のプラットフォームサービスPaaSや移動サービスMaaSなどのビジネス領域において、新サービスの共同開発を視野に入れた技術検討を開始」するとコメントする。
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