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RPA導入で区民サービスの向上を目指す、文京区の取り組みとは
東京都文京区は、区政事務業務の効率化のためにRPA導入に取り組んでいる。年間1000時間分の業務を自動化し、区民サービスの品質向上を推進する。導入したのは「WinActor」だ。
東京都文京区は、RPAを導入して区民サービスの品質向上と職員の働き方改革を推進する。2019年度からRPAプロジェクトを発足し、「WinActor」の導入で年間1000時間分の業務自動化を目指す。
同区のRPAプロジェクトは、区政事務業務の効率化のために2019年度内に財政課、情報政策課、職員課、税務課、区民課、児童青少年課など10課でRPAを導入する。対象となる業務は、電子申請による区民サービス申込み受付業務、統計データの集計/資料作成業務、財務関連データの転記/更新業務、職員の勤怠関連データの集計などが挙げられる。
プロジェクトパートナーのヒューマンリソシアの支援を受けながら、導入対象となる各部門がRPAを活用、推進していく体制を築き、RPAを最大限に活用するという。既に一部の業務で自動化が始まっていて、次年度以降は効果検証を踏まえながら全庁横断のRPA活用を目指す。
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