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過去の契約書も自動でデータベース化、契約書管理クラウド「Marshall」がオープンβテストを開始法務Tech動向

LegalForceは、契約書管理システム「Marshall」のオープンβテストを開始する。過去にさかのぼって契約書をデータベース化することで、契約書管理の工数を削減し、古い契約書を確認するために出社するといった問題も解消できるとしている。

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 LegalForceは2020年8月5日、契約書管理システム「Marshall」のオープンβテストを開始すると発表した。契約書管理に必要な入力作業を完全自動化するシステムで、同社のAI契約書レビューサービス「LegalForce」の開発で培った自然言語処理技術と機械学習技術を活用したとしている。

 Marshallは、紙で締結された契約書であってもPDF形式でファイルをアップロードすると、契約締結日や契約当事者名、契約開始日、終了日といった契約情報を抽出し、契約書台帳を作成するクラウドサービスだ。当事者名やタイトルなどの検索だけでなく全文検索も可能で、契約書管理や契約書の検索にかかる手間や時間を削減できる。


登録したファイルから項目を自動抽出してデータベースに文字データとして登録(出典:LegalForce)

項目にない情報も全文検索で探索できる(出典:LegalForce)

 Marshall正式版の提供開始は2021年を予定しており、それまでの期間は無償で利用できる。LegalForceではβテストユーザーのフィードバックを基に品質の向上と機能改善を目指すとしている。

 日本国内でも電子契約やデジタルデータを使った契約管理が普及しつつあるが、過去の紙で管理した契約書の情報と一覧性をとりにくかった。紙で締結された契約書であってもPDF形式のファイルをアップロードすると、契約締結日や契約当事者名、契約開始日、終了日といった契約情報を抽出し、契約書台帳を作成する。

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