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スマホで雇用契約、給与前払い……非正規雇用契約の業務負荷を軽減したい

労働条件通知書の電子交付が可能になった。これによって、非正規雇用者の多い業界における契約管理業務の負荷が軽減できるかもしれない。

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 クレディセゾンは2020年12月14日、雇用契約書電子化サービス「SAISONSign」の提供を開始すると発表した。

雇用契約書電子化サービスとは
雇用契約書電子化サービスとは(出典:クレディセゾン)

 クレディセゾンは2017年から、従業員が支給日前に給与を受け取れるサービス「Advanced pay SAISON」を提供している。飲食業や人材派遣業を中心に、200社以上の企業が福利厚生として同サービスを導入している。同社によれば、こうした業界では非正規雇用者との雇用契約締結や更新業務の負荷が課題になっているという。

「柔軟な働き方」を支えるバックオフィス部門の業務を効率化

 2019年4月から労働条件通知書を電磁的方法で交付できるようになったことから、クレディセゾンは雇用契約の締結や更新に関する書類作成、押印、発送、管理業務を含む全てのやり取りをWeb上で一括管理できるSAISON Signの提供を始めた。

 SAISON Signを利用すると、これまで押印した書面で締結していた雇用契約手続きを、PDFによる電子書類とWeb上での同意に置き換えられる。企業は契約書を作成したら、対象となる従業員に雇用契約締結を促す電子メールを一括送信する。従業員がWeb上で契約書を確認して「同意」すれば、雇用契約が締結される。

 クレディセゾンによれば、締結の状況や進捗は、同サービスの管理画面で把握できる。各種アラート機能を備え、契約の締結もれを防止できるという。

 SAISONSignはAdvanced pay SAISONのオプション機能として提供される。Advanced pay SAISONを導入している企業であれば、導入コストや月額費用の追加はない。SAISONSign単体での利用にも対応する。

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