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テレワーカーの4人に1人が“ウソの勤怠”を申告している
「テレワーク時の勤怠報告に関するアンケート」で、虚偽の勤怠報告をしたことがあると回答した人は4人に1人を超えた。回答者を男女別、年代別に見るとある傾向も明らかとなった。
SheepDogは2021年12月7日、「テレワーク時の勤怠報告に関するアンケート」の結果を発表した。同アンケートは、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、福岡県に住む20〜49歳の正社員300人から有効回答を得たものだ。
4人に1人が“ウソの勤怠”申告の実態とは
今回の調査で、仕事を開始せずに出勤報告をしたり、終業時間前に私的に外出し外出先で退勤報告をしたりといった、テレワーク時に虚偽の勤怠報告や勤怠申告のごまかしたことがあるかどうかを尋ねた。結果は、テレワークをしていない人の割合が46.33%で「勤怠をごまかしたことがない」と回答した人は26%だった。
対して、勤怠の虚偽申告をしたことがあるとした回答は27.67%となった。4人に1人以上が“ウソの勤務時間”を入力した経験があることになる。
頻度の内訳は「週に1〜2回程度する」が9.67%、「過去に何度かある」が8%、「月1〜2回程度でする」が6.67%、「週に3以上」が3.33%だった。テレワーク時に週1回以上虚偽の勤怠報告をしていると回答した人の割合は、全体の13%となる。
男女別で見ると、虚偽申告したことがある人の割合は男性の24.66%で、女性の14.67%だ。男性の方が女性よりも1.7倍多かった。
年代別に見ると、年代が上がるにつれて割合が高くなる傾向にあった。具体的には、虚偽申告したことがある人の割合は、20歳代の14%、30歳代の20%、40歳代の25%だった。
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