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稼げるIT資格ランキング 2022年版

IT分野の従業員の92%が何らかのIT資格を取得している。調査の結果、最も平均年収の高い資格と、業種を限定せずに需要の高い分野の資格が明らかになった。

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HR Dive

 IT人材の慢性的な不足が続く中で、特に高度な技術を持つITエンジニアの相場が上がっている。労働者が資格の取得によってキャリアの構築や昇給を目指す一方で企業の雇用主は優秀な人材を迅速に発掘する方法として「認定資格」に注目している。 

 IT分野の従事者にとって、資格の取得はもはや常識である。eラーニングソリューションベンダーSkillsoftの調査によれば、IT労働者の92%(前年比5ポイント増)が少なくとも1つの資格を取得している。また、IT業界団体CompTIAによれば、技術人材不足に対処するために、10社に4社が現在の従業員のスキルアップおよび再教育の新たな取り組みを予定している。

最も稼げるIT資格はどれ? トップ10を発表

 Skillsoftは米グローバルナレッジが配布する年次報告書「IT Skills and Salary Report(ITスキルおよび給与レポート)」向けに、9300人のグローバルITプロフェッショナルを調査した。調査においてITの意思決定者の3分の2弱が「認定資格を持つ従業員は、資格を持たない従業員よりも、毎年1万ドル以上の付加価値を生み出す」と回答した。平均年収トップ10の資格は以下の通りだ。


認定資格保有者の平均年収ランキング

 Skillsoftの技術開発のゼネラルマネジャー、マイケル・ユ氏は、「技術担当の企業幹部は、就業中の技術者が必要なスキルセットを持っているかどうかを確認するための方法として、IT認定に注目している」と話す。

 「従業員にとって認定資格は、スキルを持っていることを証明できるため、職業上の有用な武器になる」(ユ氏)

 同氏によれば、IT分野のスキル格差は企業内のあらゆる場所に広がっている。その中で認定資格は、特定の分野における企業のニーズに応えるのに役立っている。

 「例えば企業が選定したプロバイダーに関連するクラウド認定は、リーダーが必要なスキルを確認する手助けになる」(ユ氏)

 最も高所得が期待される認定資格は前年と同様、サイバーセキュリティやデータサイエンス、クラウドスキルの分野に関連している。

 ユ氏によれば、サイバーセキュリティ認定は、クラウドとは異なり、少数のプロバイダーグループに依存しない。

 「この分野の認定は非常に価値が高い。セキュリティの専門家が、今直面している脅威だけでなく、脅威全般に対処できる技能があることを確認できる、数少ない方法の一つだ」(ユ氏)

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