アサヒグループがBoxを導入 APIを活用しデータを一元管理
アサヒグループジャパンは、業務の効率化や、セキュリティとガバナンスの強化に向けてBoxを採用した。業務効率や生産性の向上を図ることが目的。APIを活用してデータを特定のアプリに依存させず、業務に合ったアプリケーションを採用できるようにした。
アサヒグループジャパンは、業務の効率化やセキュリティとガバナンスの強化に向けて「Box」を採用した。Box Japanが2022年4月27日発表した。情報資産を集中管理するコンテンツハブとして活用する。
部門・個人管理でサイロ化していた情報資産を集中管理
アサヒグループジャパンではこれまで、情報資産を業務や部門、個人ごとに管理していたことでサイロ化が進み、経営課題の1つになっていた。同時に、セキュリティや情報ガバナンスにも懸念が生じていた。
今回Boxを導入した目的は、こうした課題を解決し、業務効率や生産性の向上を図ることだ。例えば、「Microsoft Teams」を併用してコミュニケーションの際に必要となる資料をすぐに取り出せるようにしたり、単一基盤でコンテンツの作成から破棄するまでを管理したりして、業務を効率化するなどだ。
さらに情報資産をBoxで一元管理することで、ポリシーを徹底しやすく、セキュリティや情報ガバナンスの強化も図れる。Boxで管理するデータは、従業員が直接作成したり編集したりするだけでなく、アプリケーションからもAPI(Application Programming Interface)を介して利用可能だ。
アサヒグループジャパンでは、BoxのAPIを積極的に活用することで情報資産を特定のアプリケーションに依存させず、その時々の業務に合ったアプリケーションをデータやコンテンツの移行を気にせず迅速に採用できるようにしているという。
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