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市場の寡占化が進むビジネスチャット 今後の成長のカギは?
ITRが国内37ベンダーへの調査に基づき「ビジネスチャット市場規模推移および予測」を発表した。ビジネスチャット市場はシェア上位のベンダーによって寡占化が進んでいるという。
アイ・ティ・アール(ITR)は2022年11月21日、「ビジネスチャット市場規模推移および予測」を発表した。
同社によると、ビジネスチャット市場の2021年度の売上金額は188億円で、前年度と比較して27.0%増加した。市場のほぼ全てのベンダーが2桁の成長を示し、市場上位3社は30.0%以上も売上金額を伸ばしたことが要因だった。
市場の寡占化が進むビジネスチャット 今後どこまで成長する?
コロナ禍以降、ビジネスチャットはその手軽さやモバイルとの相性の良さなどから主要なビジネスコミュニケーションの手段として定着した。多くの製品やサービスは高機能化が進み、他製品やサービスとの連携強化、テキスト以外のコミュニケーション機能の実装、データ共有などのコラボレーション機能の実装などを実現しているため、今後も導入が進むとしている。
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