リクルートは2023年5月9日、鹿児島県奄美市との包括連携協定締結を発表した。同社は全国の諸地域における雇用機会の創出を目指し、複数の自治体との連携を推進しており、今回の連携もその一環だ。同社が提供する採用管理システム「Airワーク 採用管理」の活用によって、求職者の増加を図る。
具体的な取り組みは?
リクルートはどのように採用管理システムを活用し、奄美市の雇用創出を実現するのだろうか。
リクルートが提供する「Airワーク 採用管理」は、無料で採用Webサイトを作成したり求人情報を掲載したりできるサービスだ。掲載した求人情報は求人検索エンジンの「Indeed」にも自動で転載される。
リクルートは奄美市内の事業者に同サービスを提供し、地域内の求人情報の可視化と発信力強化を図る。同サービスの提供を通じた提携は奄美市が10例目で、過去には宮崎県延岡市や山口県萩市、岐阜県下呂市などとも協定を締結している。
今回の提携に際してリクルートは、「採用業務のデジタル化を進め、移住促進と地域定着、域内事業者の雇用促進により、奄美市の地域活性化に貢献していきたい」とコメントしている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 採用管理ツールで何ができる? 人材獲得競争から取り残されないためのツール選定
少子高齢化や働き方の多様化、人材の流動化などによって、優秀な人材の獲得競争が激化している。しかし現場では採用業務にまつわるさまざまな課題が半ば放置されている状況も見える。それらの課題をデジタル化によってどう解決できるか。 - 「ChatGPT」があなたの履歴書を読んでいるかも?
ChatGPTでリクルーターの業務も効率化できるかもしれない。専門家が解説する具体的な活用法を紹介する。