DX、それに伴うソフトウェア開発において、システムの品質を保ちつつ、変化する市場・ビジネス目標に対応させながらプロジェクトを進めるのは困難を極めます。品質向上のための手段はお手本となる情報も少ない上、実践的に落とし込むためにはさらに習熟が必要となります。例えば自社DXプロジェクトともなれば、DX推進経験は初めて当たるという方も多いでしょう。
開発手法(アジャイル・ウォーターフォール)・企業のビジネス形態(ユーザー・ベンダー・自社開発)、様々な要素が絡む中、スピードと品質を両立させるための手段を模索する企業は少なくありません。本会はDXを進めるユーザー企業・自社プロダクトの開発する企業・SIer様々な視点から品質担保のための取り組み実例を聞き出し、実践のヒントにしていただくことを想定しております。
こんな課題を抱える方におすすめ
- ソフトウェア開発にかかわり、品質に課題を感じる方
- アジャイル開発における品質保証の実例を知りたい方
- 開発プロジェクトのリーダー
- DXプロジェクトの推進者
プログラム
13:05〜13:50 | 【スペシャルセッション】 AIの今とこれから、それに関わる品質の重要性 近年、生成AIは目覚ましい進歩を遂げ、画像生成、文章生成、音声生成などあらゆる分野で活用されている。今後もその進化は加速し、社会に大きな変革をもたらすことが予想されています。一方、生成AIは人間が意図した内容を常に正確に生成するわけではない。そのため、生成されたコンテンツの品質を保証することは、AI技術を社会実装する上で重要な課題です。ゆえに今後のITやDXプロジェクトを成功させるためには、AI技術の最新動向を常に把握し、適切な品質保証体制を構築することが不可欠です。本講演では、生成AIの現状と未来予測について概説した上で、生成AIと品質保証の関係性、さらに、品質保証の業務革新や課題について解説します。講演の後半では、テストの専門家バルテスとAIの専門家森氏にて、AIの出力やAIを組み込んだシステムの品質保証をどう考えるべきか、その未来も議論していきます。 株式会社pluszero 代表取締役社長 兼COO 森 遼太 バルテス株式会社 取締役 R&D事業部 事業部長 村上 崇 |
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14:00〜14:30 | 【クライアント様対談】 交通インフラの未来への道:サービス拡大と品質向上に向けた取り組み 〜変革を遂げるJR東日本のシステム品質を守るJEISの挑戦に迫る〜 えきねっとやモバイルSuicaをはじめ、駅システムはデジタル化が進み、利用者は今や窓口からWebでのシステム利用が当たり前となりました。生活に欠かせない交通インフラを支えるJR東日本情報システムが目指す未来と、システムの品質を追い求める取り組みに迫ります。 株式会社JR東日本情報システム 取締役 Suica・駅サービスソリューション本部長 駅サービスシステム部長 吉川 眞之 株式会社JR東日本情報システム Suica・駅サービスソリューション本部 駅サービスシステム部 インターネット開発PJ マネージャー 石井 耕司 バルテス株式会社 取締役 角田 誠 バルテス株式会社 エンタープライズ品質サービス第1事業部 東日本ソリューション部 副部長 林 和生 |
14:30〜15:00 | 【クライアント様対談】 オムロンの目指す企画・営業まで巻き込む、アジャイル開発の品質保証 オムロンの手掛ける自立支援事業の商品・技術開発グループが取り組む「本気のアジャイル」の内部を大公開! ステークホルダをプロジェクトに巻き込み超高速でアジャイル開発を行う中でいかに品質を確保しているのかをご紹介いただきます。 オムロン株式会社 データソリューション事業本部 自立支援事業部 商品・技術開発グループ リーダー 松本 光博 バルテス株式会社 品質マネジメントサービス事業部 エンタープライズ品質マネジメント部 リーダー 田中 慶之 |
15:05〜15:35 | 【クライアント様対談】 品質とスピードを両立し、ビジネスをドライブさせる! タクシーアプリ『GO』の目指す品質 急拡大を続けるタクシーアプリ『GO』。そのビジネスの根幹を支えるプロダクトを横断したQA組織におけるスピードと品質の両立への改善活動や、仕組みづくりを掘り下げていきます。 GO株式会社 プロダクトマネジメント本部 クオリティマネジメント部 部長 澤田 雄一 GO株式会社 プロダクトマネジメント本部 クオリティマネジメント部 クオリティマネジメント2グループ グループマネージャー 丸 靖和 バルテス株式会社 Web・IoT品質サービス事業部 Webサービスソリューション部 副部長 貝本 康次 |
15:35〜15:55 | 【技術セッション】 ソフトウェア品質とセキュリティ 〜テスト会社がセキュリティを考える理由〜 一見すると別物と思ってしまいそうな「ソフトウェア品質」と「セキュリティ」。ですが、実は密接な関係を示す興味深いデータが存在しています。 そして、このデータは近い将来の日本に迫るリスク、あるいは既に一部で顕在化している恐れのあるリスクを表していると考えられます。 本セッションでは、ソフトウェア品質の統計情報を元に、品質の要素でもある「セキュリティ」の観点からソフトウェア品質向上のためのお役立ち情報をご紹介いたします。 バルテス株式会社 R&D事業部 セキュリティソリューション開発部 部長 加賀谷 知宏 |
16:05〜16:35 | テスト自動化による品質保証の高次化 TIS ソフトウェア開発におけるリグレッションテスト項目のハレーションは特にテスト項目の多くなりがちな金融ドメインでの派生開発の大きな負荷となっています。システムインテグレータTISのクレジットカード部門における品質確保、特にテストの自動化に焦点を当て、プロジェクト単位で終わらないテスト自動化の取り組みとクライアント提供品質の向上について伺います。 TIS株式会社 デジタルイノベーション事業本部 ペイメントサービス事業部 イメントサービス第2部 エキスパート 胡居 悦朗 バルテス株式会社 エンタープライズ品質サービス第1事業部 金融ソリューション部 副部長 畠山 塁 |
16:35〜16:55 | 【技術セッション】 上手くテスト自動化を軌道に乗せる突破口 〜運用・スクリプティング、自動化導入の壁を破るT-DASHのメリット〜 テスト自動化はテスト活動の改善を行う強力な武器であり、テスト自動化を導入することで、コスト削減、テスト実行の信頼性向上、開発サイクルの短縮等が期待されます。しかしながら、テスト自動化導入時の高いハードルで諦めてたり、導入してみたが運用フェーズで維持することができずに途中で断念してしまうケースもいまだに多くうかがうところです。本講演では、テスト自動化導入・運用時に直面する課題と、テスト自動化ツール導入の要所についてT-DASHを用いながら解説します。 バルテス・ホールディングス株式会社 ソリューション事業推進部 首席研究員 江村 禎昭 |
17:05〜17:35 | アパレル企業のDXにおける品質戦略 アダストリア 今、ファッション業界はグローバル進出と、DXによる変革を迎えています。店舗/ECの融合・独自物流網・業務支援AIなど様々なシステムの品質をどう担保するのか、戦略に迫ります。 株式会社アダストリア 執行役員 デジタルソリューション本部長 兼 DX本部長 櫻井 裕也 バルテス株式会社 品質マネジメントサービス事業部 流通品質サービス部 副部長 逆井 賢 バルテス株式会社 品質マネジメントサービス事業部 流通品質サービス部 リーダー 小宮 理恵子 |
17:35〜17:55 | 【技術セッション】 自社の生産性と提供する価値を最大化する「ベンダーの活用法」とは 昨今、IT業務の「内製化」と「外注化」に関する議論をよく目にします。 内製化と外注化、どちらが正しいのかという問いの立て方ではなく、大切なのは自社の文化や体制に即した形で、生産性と、価値を最大化することです。 上手な外注化とは、上手な内製化と外注化の切り分けに他なりません。 バルテスは、多くのお客様のプロジェクトにおいて、テスト・品質保証業務の外注化と内製化の両方のお手伝いをして参りました。 成功する「ベンダー活用」の共通点、原則、勘所を考察して参ります。 バルテス・ホールディングス株式会社 品質ビジネスイノベーション部 部長 兼 首席研究員 石原 一宏 |
14:00〜14:55 | バルカレ特別講座①テスト技法の効果的な使用方法とテスト設計プロセス ソフトウェアテストにはさまざまなテスト技法が存在します。テスト設計技法は、テストだけでなく上流工程でも活用できます。代表的なテスト技法について、現場で使いこなすためのポイントを踏まえて解説するとともに、「どういった場合に使えば効果的なのか」を具体的な事例をご紹介します。 <学べる内容> ・テスト設計とは ・テスト技法とは ・テスト設計プロセス バルテス・ホールディングス株式会社 R&C部 副部長 布施 昌弘 |
15:00〜15:55 | バルカレ特別講座②ソースコードレビューのポイント 本講座はソースコードレビューの目的、方法、注意点とチェックポイントについて解説し、効果的に実施するためのポイントを学ぶことができます。 適切なレビュー手法を身に着けることによって、以下のような効果が期待できます。 ・実装段階での品質の向上 ・テスト工程やリリース後のバグ混入防止 ・質のいいソースコードによる保守性の増加、生産性の向上 ・いいソースコードについてのチーム内での認識統一 ・<学べる内容> ・ソースコードレビューの効果 ・ソースコードレビューの目的 ・ソースコードレビューの注意点 バルテス・ホールディングス株式会社 R&C部 副部長 江添 智之 |
16:00〜16:55 | バルカレ特別講座③アジャイル開発の品質管理 昨今導入が進んでいる開発手法であるアジャイルですが、適切な品質管理を行うためには様々な考慮ポイントが存在します。何も考えずに「とりあえずアジャイル」で進めてしまうと、品質やテストの面で問題を抱えてしまうことも少なくありません。 本セミナーでは、アジャイル開発でも品質を確保する勘所について紹介いたします。 <学べる内容> ・アジャイル開発のアンチパターン ・アジャイル開発の品質管理指標 ・アジャイル開発でのリリース判断基準 バルテス・ホールディングス株式会社 R&C部 副部長 江添 智之 |
17:00〜17:55 | バルカレ特別講座④不具合分析:分析観点と実務テクニック 不具合分析は、ソフトウェア開発プロジェクトにおいて、技術面でも管理面でも重要な役割を担います。 しかし、分析の重要性は分かっているものの、思ったように実践できないところも多いようです。 本セミナーでは、分析のセオリー、分析の観点、良し悪しの診断方法、グラフや表を手早く手間なく正確に作成するコツを解説します。 <学べる内容> ・不具合分析のセオリー ・不具合分析の観点 ・品質の良し悪しの診断方法 バルテス・ホールディングス株式会社 R&C部 部長 兼 首席研究員 堀 明広 |
セミナー概要
開催日時 | 2024年5月29日(水)13:00〜18:00 |
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形式 | オンライン |
参加費 | 無料 |
主催 | バルテス株式会社 |
共催 | 株式会社pluszero |
お問い合わせ | event-seminar@valtes.co.jp |
※主催社の競合企業にお勤めの方および個人の方のご参加はご遠慮ください。予めご了承のほどお願い申し上げます。 |
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