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“パンク寸前”のIT部門、AIに何を期待してる? 事業部門との違いが調査で判明CIO Dive

ある調査によると企業の約75%がAIを利用しているが、部署によって利用目的は異なるようだ。「忙し過ぎる」IT部門は、何を目的に利用しているのだろうか。

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CIO Dive

 自動化ツールベンダーのCeligoが、企業におけるAIの利用状況に関する調査結果を2024年6月上旬に発表した(注1)。同調査は従業員規模1200人以上の企業のITおよび事業部門のリーダーを対象に実施された。

パンク寸前のIT部門 AIに何を求めている?

 同調査によると、現在、企業の約4分の3がIT部門でAIを使用しており、約半数が一般的な業務にAIを導入している。

 AIは急速に普及しているものの(注2)、IT部門と事業部門ではAI導入の目的が異なるようだ。「忙し過ぎる」IT部門は、AIに何を求めているのか。

 AIを活用しているITリーダーによると、チームの半数近くが生産性の向上と業務の最適化を経験し、3分の1以上は顧客体験の向上とコスト削減を実現した。

 Celigoは、同社ブログへの投稿記事で次のように述べる。

 「IT部門も事業部門もAIの導入に意欲的だが、優先事項は異なる。ITリーダーは自動化と手作業の削減に重点を置いているのに対し、業務リーダーはコスト削減を求めている」

 IT部門が以前よりも多くのプロジェクトに取り組み、より多くのステークホルダーと関わる中で、CIO(最高情報責任者)はIT部門担当者の「燃え尽き症候群」を防ぎ、タスクを減らすことで従業員をサポートしようとしている。

 大半の企業において、深刻なスキル不足がエンジニアの負担を増やしている。エンジニア向けのオンライン学習プラットフォームやITスキル管理ツールを提供するPluralsightの調査によると(注3)、エンジニアの大半は「人材不足のために仕事量が増え、プロジェクトが放棄されている」と回答している。

 一部の企業は、負担を軽減するために市民開発者に目を向けている(注4)。Celigoによると、ITリーダーの半数以上が「自社の従業員が独自にAIソリューションを導入することを認めている」と回答している。

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