Power Automate初心者でも“すぐデキる”業務自動化シナリオ 社内の情報収集を効率化:実例で学ぶ! 仕事を効率化するPower Automate活用術(5/6 ページ)
Power Automateは複数のサービスを連携させて業務プロセスを自動化できることが特徴です。今回は、Power AutomateとMicrosoft 365の便利ツールを使って社内の情報収集を効率化する方法をステップバイステップで解説します。
6.4.ユーザー情報を取得する
続いて、ユーザーの組織名や部署名を取得できるようにします。再度アクションを追加します。
「Office 365」で検索し、「Office 365 ユーザー」のアクションを見つけたら「さらに表示」をクリックします。
「Office 365 ユーザー」のアクション一覧から、「ユーザー プロフィールの取得(V2)」を選択します。
フローに追加されたアクションをクリックし、パラメーターを設定します。
「ユーザー(UPN)」には、フォーム回答時にFormsが記録しているメールアドレスを利用します。「ユーザー(UPN)」の欄をクリックしてから稲妻マークをクリックし、「応答の詳細を取得する」から「Responders’ Email」を設定します。
これで、ユーザーの情報を取得できるようになりました。取得したデータは、後続のアクションで実際に利用します。
6.5.必要な項目をExcelに保存する
最後に、取得したデータをExcelに追加するために、再度アクションを追加します。
「Excel」で検索し、「Excel Online(Business)」の「さらに表示」をクリックします。
「表に行を追加」をクリックします。
「行に表を追加」のアクションがフローに追加されたら、パラメーターをセットします。
まずは、先ほど作成したExcelファイルを指定します。「場所」では「OneDrive for Business」を選択します。
「ドキュメント ライブラリ」で「OneDrive」を選択します。
「ファイル」ではOneDriveのファイルを選択します。フォルダ内にファイルがある場合は、フォルダ名の右横にある「>」をクリックすることでフォルダ内に移動できます。
「テーブル」を候補から選択します。今回は先ほど用意した空のテーブルである「テーブル1」を選びます。
ここまで設定すると、詳細パラメーターからExcelの列を選べるようになります。名前やメールアドレス、部署名、役職名、参加日程の5つにチェックを入れます。
チェックを入れたら余白部分をクリックします。
Excelの列名で指定していた項目に値を設定できるようになりました。
先ほど同様、値を設定する項目をクリックし稲妻マークから設定します。
まず、メールアドレスと参加日程は、Formsの「応答の詳細を取得する」から選びます。
残りの項目は「ユーザー プロフィールの取得(V2)」から設定します。「See more」をクリックして表示項目を増やします。
部署や表示名、役職をそれぞれ対応する項目に設定します。
これで、Formsの回答を元にExcelにデータを保存する準備が整いました。
最後に、忘れずにフローを保存しておきましょう。
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