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コスパ最強? 「ChatGPT」よりも格安に使える注目株の生成AIとは:823rdLap

今、「ジブリ風画像」で話題となっている「ChatGPT」。無料でも利用できるが、機能の使用回数に制限がある。そんな中、より低コストで利用できる生成AIサービスが登場し、注目を集めている。

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 生成AIに対するニーズは日々高まっている一方で、利用料の高さがハードルとなっている。現在(本稿公開時点)、OpenAI「ChatGPT」の有料プラン「ChatGPT Plus」は月額20ドル(約3000円)、Microsoft「Copilot」の個人向け有料プラン「Copilot Pro」は月額2100円(税別)、法人向け有料プラン「Microsoft 365 Copilot」は月額4497円(税別)となかなかの価格設定だ。

 生成AIが盛り上がりを見えている裏で、格安で利用できる生成AIが登場したとして注目を集めている。2025年にはメジャーな存在になると目されている。どれほどコスパがいい生成AIサービスなのか?

 それは「Perplexity AI」というサービスだ。OpenAIやMetaなどでAI開発に関わっていた数名のエンジニアが2022年にPerplexityを起業し、それと同時にリリースされたサービスだ。自然言語処理やAIを活用している点はChatGPTと共通している。Perplexity AIが大きく打ち出しているのは「対話型検索エンジン」であることだ。

 ChatGPTのような生成AIチャットbotは、ユーザーの問いに対して文章や画像を生成し回答することに主眼を置いている。一方、Perplexity AIは検索結果を要約し、情報を分かりやすく提示する点で特徴的だ。さらに、回答には情報源が明示されるため、検索結果の信頼性は高い。従来の検索エンジンは単に検索ワードに基づいてリンクを表示するだけだが、その点でPerplexity AIは優秀な検索システムと言える。

 「フォーカス機能」を利用することで検索範囲を絞り込み、ユーザーが必要とする情報に的を絞ることで、より精度の高い検索結果を得られる。また、Web検索をせずに、AIの知識だけを活用して文章やコードを生成することも可能だ。

 「Perplexity」(パープレキシティ)は英語で「困惑」や「複雑さ」を意味する単語だ。NLP(自然言語処理)では、言語モデルの性能を評価する指標の一つとして「Perplexity」が使われる。これは単語予測時の「不確実性」を示し、値が低いほどAIモデルの予測が正確であるということだ。あえてこの名称を採用した背景には、開発チームがPerplexity AIのNLP能力を誇りに思い、その完成度に絶対的な自信を持っていることがうかがえる。

 Perplexity AIのサービスには、無料版と有料版があり、無料版には多くの制限がある。一方、有料版はユーザーの意図を理解して回答する「プレミアム検索」がほぼ無制限で使えるようになる他、利用可能なAIモデルを選択することも可能であり、Perplexity AIが有する機能を存分に利用できる。

 有料版では、Perplexityが独自に開発したAIモデル「Sonar」も利用できる。SonarはリアルタイムWeb検索と高度なNLPを組み合わせたAIモデルであり、Perplexity AIの性能を最大限に発揮できる。このSonarに関するアップグレードが、2025年3月19日(現地時間)にPerplexityのブログで発表された。

 そのブログによると、Sonarには新たに「High」「Medium」「Low」のモードが追加された。それぞれ処理負荷が異なり、ユーザーは自身の利用ケースに応じて選択可能だ。もちろん、High>Medium>Lowの順に高度なAI機能が利用でき、専門性も高まる。また、より高度なクエリ処理が可能な「Sonar Pro」プランにも同様のモードが追加された。

 モードの追加に伴い、料金形態が変更された。従来、Sonarの利用料金は1000リクエスト当たり5ドルだったが、新たな設定ではHighモードが12ドル、Mediumモードが8ドル、Lowモードが5ドルとなった。また、Sonar Proプランでは、Highモードが14ドル、Mediumモードが10ドル、Lowモードが6ドルに設定されている。なお、従来のSonarユーザーでHighモードやMediumモードを必要としない場合は料金据え置きとなる。

 1000リクエストは、1日当たり30〜40回程度の質問を投げると約1カ月で到達する計算となる。そのため、ほぼ月額料金として認識していいだろう。これまでSonarは、リクエストごとの課金状況が不明瞭で分かりにくいとのユーザーの声があった。その点、モードごとに価格が明記されたことは歓迎されるだろう。

 また、PerplexityはSonarが「GPT-4o」よりも低コストで利用できると主張している。「GPT-4o MINI」の場合、SonarのLowモードに相当する利用料は1000リクエスト当たり25ドルとされており、Sonarの方が低価格だ。さらに、Perplexityによれば、SonarおよびSonar ProをHighモードに設定し、OpenAIのベンチマーク「SimpleQA」を実行した結果、Sonar ProがGPT-4oを上回り、最高スコアを記録したという。

 強力なAIを低価格で利用できる絶好の機会であり、最新情報を検索しつつ生成AIの利点を最大限活用したい人にとっては、Perplexity AIの利用を検討する価値が十分にあるだろう。


上司X

上司X: 新興サービスながら強力かつ低価格で利用できる生成AI「Perplexity AI」が要注目、という話だよ。


ブラックピット

ブラックピット: 「Perplexity」(パープレキシティ)ですか。日本人にはなかなか難しいサービス名のような気も。


上司X

上司X: そうかもな。先行ユーザーだと「パープレ」なんて略することもあるようだよ。


ブラックピット

ブラックピット: パープレ、なるほどですね。


上司X

上司X: 呼称はともかくとして、無料版を試してみたら、特定の事柄を尋ねると、まず複数のWeb検索結果が提示され、その内容を集約したテキストが表示される仕組みのようだ。


ブラックピット

ブラックピット: ほうほう。


上司X

上司X: なんというか、ユーザーの文脈を理解した検索エンジンというか、Google検索とはまた違った使い勝手があるよ。


ブラックピット

ブラックピット: しかも、安いということですね。日常使いで月額5ドルぐらいならアリなのかな、とも思いますよ。


上司X

上司X: おお、有償にシビアなキミが食いつくぐらいの価格設定ということだね。確かにその他のサービスに比べたら低価格だ。ただまだ新興生成AIということと、検索を主体に置いているということから使い勝手は未知数だがな。今後に期待して、注目しようじゃないか。

川柳

ブラックピット(本名非公開)

ブラックピット

年齢:36歳(独身)
所属:某企業SE(入社6年目)

昔レーサーに憧れ、夢見ていたが断念した経歴を持つ(中学生の時にゲームセンターのレーシングゲームで全国1位を取り、なんとなく自分ならイケる気がしてしまった)。愛車は黒のスカイライン。憧れはGTR。車とF1観戦が趣味。笑いはもっぱらシュールなネタが好き。

上司X(本名なぜか非公開)

上司X

年齢:46歳
所属:某企業システム部長(かなりのITベテラン)

中学生のときに秋葉原のBit-INN(ビットイン)で見たTK-80に魅せられITの世界に入る。以来ITひと筋。もともと車が趣味だったが、ブラックピットの影響で、つい最近F1にはまる。愛車はGTR(でも中古らしい)。人懐っこく、面倒見が良い性格。


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