ニュース
ニチレイ、不正アクセスでシステム障害 冷蔵倉庫の入出庫や冷凍食品出荷に影響
食品大手のニチレイは、不正アクセスによりグループの一部システムに障害が発生したと発表した。冷蔵倉庫の入出庫や冷凍食品の出荷業務に影響が出ており、同社は原因調査と復旧対応を進めている。
食品大手のニチレイは7月13日、同社グループで不正アクセスによるシステム障害が発生したと発表した。冷蔵倉庫の入出庫業務や冷凍食品の出荷業務などに影響が出ており、同社は復旧に向けた調査と対応を進めている。
同社によると、今回の障害は不正アクセスが原因で発生したもの。現時点では、個人情報や顧客データが社外へ流出した事実は確認されていないとしているが、引き続き調査を継続している。
影響が確認されているのは、日本国内のシステム。ニチレイロジグループ各社の冷蔵倉庫における入出庫業務の他、ニチレイフーズの冷凍食品出荷業務にも支障が生じているという。
ニチレイは、復旧時期について「改めて知らせる」としており、原因や詳細な被害状況についても調査を進めている。利用者や取引先に対しては「ご迷惑をおかけすることをおわびする」とコメント。
食品メーカーや物流事業者では、製造から保管、配送までをつなぐシステムの重要性が高まっており、今回の障害によるサプライチェーンへの影響や、今後の追加発表が注目される。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
売上95%減、どん底のアスクルが旧システムを捨て、再起をかけた復旧の3カ月半
2025年10月にランサム攻撃にさらされたアスクルは、一時売上95%減という大打撃を受けた。その時復旧を指示した吉岡社長の決断は、既存システムへのデータ復旧ではなく、「ゼロから自力で再構築する」ことだった。その判断に至った理由とは。
アフラック約438万人漏えいだけではない 6月の5事案に見る、情シスが見落としやすい“穴”
2026年6月27日以降、不正アクセスや個人情報漏えいに関する公表が相次いだ。顧客向けWebサービスやECサイト、メール添付ファイル分離システム、委託先の研修サイトなど、情シスが日常的に管理・委託する領域で起きた事案が目立つ。自社の外部公開システムや委託先管理、公開前確認の運用を点検する材料として整理したい。
KDDIメール基盤で最大1422万件に影響 ファイル転送やランサム被害も相次ぐ
今週は、KDDIのISP事業者向けメールシステムをはじめ、ファイル転送機能や海外子会社のサーバ、事業会社のシステム障害、業務システムなどに関する不正アクセスが公表された。大規模な認証情報の漏えい可能性からランサムウェア被害まで、業務継続と顧客対応の両面で備えを見直したい一週間だった。
「VPNは更新した」で、その次は? Excelから始める現実的な脆弱性対策
「脆弱性対策」と聞くと、専門的な開発知識や高度なツールが必要だと思いがちだ。だが、中小企業がまず取り組むべきことは、自社にある機器やソフトウェアを正しく把握し、更新漏れを防ぐ仕組みを作ることだ。