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「レーザープリンタ」シェア(2015年)シェア情報アーカイブ

2015年は前年比11.5%減だった同市場。企業投資意欲が他分野に移っているためにマイナス成長の中、占有率1位獲得ベンダーは?

» 2016年06月28日 10時00分 公開
[キーマンズネット]

 IDC Japanの調べによれば、2015年国内レーザープリンタ全体の出荷台数は、前年比11.5%減の79万9000台であった。その内、カラーレーザープリンタの出荷台数は前年比11.2%減の24万2000台、モノクロレーザープリンタは同比11.6%減の55万8000台となった。

 2014年は、カラー/モノクロ双方に超大型案件があり、2015年上半期(1〜6月)まで同案件の出荷があったが、下半期(7〜12月)に増加要因が見られなかった。また、マイナンバーへの対応など、一般企業の投資意欲がレーザープリンタ以外の分野に移っているために、リプレース需要全体にマイナスの影響が現れているものと分析されている。

 ベンダー別の市場占有率(出荷台数ベース)を見ると、1位のベンダーが28.2%、2位が21.5%と大きなシェアを維持し、同2社で国内市場の約半分のシェアを占めている。続いて3位のベンダーが2015年から1つ順位を上げ10.4%、4位は9.4%、5位が7.5%、6位が6.3%、7位は6.2%であった。

 レーザープリンタはレーザーMFPと競合し、出荷台数は長期的には減少傾向にあり、2016年も大型案件の存在は今現在見えておらず、2016年の国内レーザープリンタ市場は2015年を下回る可能性が高いとみられている。出荷台数を可能な限り維持するために、ベンダーは大口顧客のリプレースタイミングを見逃さない工夫が必要となると、分析されている。

「レーザープリンタ」シェア(2016年度) (出典:IDC Japan)

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