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在庫管理ソフト選びで見るべきポイント あるとうれしい機能5選とは

大量の在庫を抱える企業にとって、在庫管理ソフトウェアは非常に重要なツールだ。導入効果を最大化するためには製品選定の際にそのソフトウェアに欲しい機能があるかどうかを確認する必要がある。本稿では在庫管理ソフトウェアにあるとうれしい機能を紹介する。

» 2024年03月05日 08時00分 公開
[Reda ChouffaniTechTarget]

 大量の在庫を抱える企業にとって、在庫管理ソフトウェアは非常に重要なツールだ。しかし、サプライチェーンのリーダー層は、自社が最大限に利益を得られるように、在庫管理ソフトウェアにどんな機能が含まれているのか確認すべきだ。

 製品のライフサイクル全体を追跡して管理するという在庫管理ソフトウェアの機能によって事業全体の効率化に加え、コスト削減や顧客サービス向上も期待できる。

 在庫管理ソフトウェアを導入する際に確認すべき機能は以下の通り。

1.在庫アラート機能

 小売企業は製品が在庫切れにならないようにする必要がある。これができないと、顧客が商品を購入しようとしても見つからず、競合他社の店舗に行ってしまう可能性がある。

 一部の在庫管理ソフトウェアには、在庫が少なくなったことをスタッフに通知する機能がある。これによって消費期限切れなども回避できる。

2.在庫追跡機能

 倉庫スタッフは注文された商品を即座に見つける必要がある。在庫追跡機能は商品の保管場所を提示し、迅速な在庫確認をサポートする。

 この機能がないとスタッフが商品を探すのに無駄な時間がかかる。

3.バリアンスレポーティング機能

 レポーティング機能はコスト削減に役立つ。例えば、システムに記録された在庫と実際の在庫を確認できるバリアンスレポーティングを使えば、商品が盗まれた可能性を可視化できる。

 また、商品の在庫切れに気付かずに販売してしまうミスの防止にも使える。

4.在庫予測機能

 在庫予測機能は適切な在庫量を維持するのに役立つ。長期間売れない可能性がある在庫に余計なコストがかからないようにする。

 需要予測に反して過剰在庫を抱えると、商品が期限切れになるなど損失につながる可能性があるため、特に食品や飲料を扱う企業にとっては非常に重要だ。

5.システム統合機能

 多くの企業が使用している会計システムやERPとの統合機能は重要だ。システム統合ができていれば無駄なデータ入力が減り、時間の節約につながる。

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