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情報漏えい防止(DLP)ツールの導入状況(2014年)IT担当者300人に聞きました(3/5 ページ)

DLPの導入状況について調査を実施。「導入状況」「導入きっかけ」「導入しない理由」など、他社の気になる実態が明らかに。

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DLP選びの最重視ポイントは「導入コスト」「実績」「検出精度」の順

 続いて、DLPを「導入済み」と回答した人に「導入時に重視したポイント」について尋ねた(図3)。1位は「運用コスト」で62.2%、2位は「導入コスト」で57.8%、3位は「運用のしやすさ」で44.4%、4位は「既存システムとの親和性」で31.1%、同率5位は「検出精度」「実績」で28.9%という結果となった。

 「最も重視する項目」を見ると、1位は「導入コスト」で26.7%、2位は「実績」で17.8%、3位は「検出精度」で15.6%、同率4位は「運用コスト」「対象範囲の広さ」で11.1%と順位変動のある結果となった。

 同様の質問を2010年12月から2011年1月にかけても調査しているが、「最も重視する項目」を見ると1位は「導入コスト」で37.0%、2位は「運用コスト」で23.9%、3位は「実績」で19.6%、4位は「検出精度」で15.2%、5位は「対象範囲の広さ」で4.3%という結果であった。

 1位の「導入コスト」に変動はなかったが、「運用コスト」よりも「実績」や「検出精度」を重要視する傾向に変わってきたことが分かる。IT投資が削減されている中で認知度が低いとされているDLPを導入するには、他社の導入事例や導入効果などといった実例が重要なポイントとなるようだ。

重視ポイント(導入済み)
図3 重視ポイント(導入済み)

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