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UTM(統合脅威管理)の導入状況(2015年):IT担当者300人に聞きました(3/5 ページ)
332人にUTM(統合脅威管理)の導入状況を調査した。この1年で標的型攻撃への対策を重視する声が大幅増加という結果が明らかになった。
87%が満足と回答するが、「国外製品」の使い勝手の悪さに不満の声も
次に、UTMを「導入済み」と回答した人に「満足度」を尋ねた。その結果、「とても満足している」が14.1%、「まあ満足している」が73.2%、「やや不満がある」が9.9%、「とても不満がある」が2.8%となり、まとめると「満足」と回答した割合は87.3%、「不満」が12.7%と、満足度はおおむね高い結果となった。
一方、「不満」と回答した人からは「設定などが複雑で、管理をどうすれば良いか分からない」や「日本語のユーザーマニュアルがない」「管理機能やログ解析機能が要望に合っておらず、ベンダーの対応が悪い」といったフリーコメントが挙がった。
「満足」と回答した人からも「国外製品の場合、国内製品と比較し細かい設定ができない、分かりづらい箇所が多い」や「大きな問題はないが、最新ウイルス対応が遅れることがある」といった不都合が生じている状況が見られた。国外製品の多いUTMであるだけに、ベンダーやSIerのサポートが満足度向上にもつながりやすいことが予想される。
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