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タブレット群雄割拠、企業で使うならiOS、Android、Windows?IT導入完全ガイド(3/5 ページ)

ビジネスシーンにおける脱PCが進んでいる。その一翼を担うのが「タブレット」だが、ベンダーの設計思想も、表示と操作を兼ねるディスプレイサイズも異なる。

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「自由」が大きな特徴の「Androidタブレット」

 Androidタブレットを一言で表せば「自由なタブレット」だろう。便宜上「Androidタブレット」とまとめたが、共通点はGoogleが開発した「Android OS」を採用したタブレット製品というところだけ。このOSは基本的にライセンスフリーであり、そのため同サイズの製品をiPadと比較すると安価になりやすい。

個性的な端末が多数

 さまざまなベンダーがAndroidタブレットを開発、販売しているが、各社とも特徴を際立たせて差別化しようとする。その結果、基本スペック(CPUやストレージ容量など)は製品によってまったく異なると言ってよい。

 場合によっては独自のハードウェア(例えば防水機能など)が採用される。さらにプリインストールアプリも異なり、OSのUI(ホーム画面やアイコンデザイン、設定画面など)すらカスタマイズされる。

Nexus 9

Nexus 9
図6 リファレンスモデル「Nexus 9」

Googleが直販する「Google Nexus 9」。Android OSがカスタマイズされておらず、Androidタブレットの「リファレンスモデル」とされる。生産自体はHTCが担当している。

  • サイズ:幅228.25×高さ153.68×厚さ7.95ミリ
  • 重量:436グラム
  • ディスプレイ:8.9インチ(1536×2048ドット)
  • 価格:4万3900円〜(直販価格)

自由だからこそ選択肢は広がるがデメリットも

 こういった理由からAndroidタブレットは製品ごとのスペック差や価格差が大きく、ベンダーを縦断して豊富なモデルから希望のスペック、価格の製品を選択できるというメリットがある。逆に言えば、製品が多岐にわたりすぎてどの製品を選定するか判断が難しいということにもなる。

Xperia Z4 Tablet

Xperia Z4 Tablet
図7 防水防塵タブレット「Xperia Z4 Tablet」

IPX5/8の防水性能とIP6Xの防塵性能を備えたソニー「Xperia Z4 Tablet」。水滴やホコリがあるような過酷な環境での使用にも耐える。

  • サイズ:幅254×高さ167×厚さ6.1ミリ
  • 重量:393グラム
  • ディスプレイ:10.1インチ(2560×1600ドット)
  • 価格:7万円前後(Wi-Fiモデル、実売価格)

ZenPad C 7.0

ZenPad C 7.0
図8 法人仕様シンプルタブ「ZenPad C 7.0」

ASUS「ZenPad C 7.0」は、同社が「法人向け」をうたうAndroidタブレット。コンパクトなサイズながら長時間駆動が可能で、1日中安心して使える。独自UI「ASUS ZenUI」を採用し、タブレット操作に不慣れな人でも直感的に操作できる。

  • サイズ:幅108×高さ189×厚さ8.4ミリ
  • 重量:約265グラム
  • ディスプレイ:7インチ(1024×600ドット)
  • 価格:2万1384円〜(直販価格)

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