検索
特集

機械学習ツールやサービスの種類と使いどころを整理するIT導入完全ガイド(5/7 ページ)

「AI」「機械学習」「深層学習」などが注目を集めるが、用語が乱立しており、違いや使い方が分かりにくい。しかし、チャレンジすれば大きなメリットが生まれる可能性もある。

PC用表示 関連情報
Share
Tweet
LINE
Hatena

Amazon Web Services「Amazon AI」

 Amazon Web Services(AWS)も近年、AI関連サービスに力を入れている。「Amazon Machine Learning」と呼ばれるサービスを使えば、TensorFlowやCaffe、CNTKといった主要な機械学習フレームワーク環境をAWS上に簡単に構築できるようになっている。また音声─テキスト変換や画像分析のための学習済みサービスも提供している。Amazon S3などに格納したデータとの連係を前提としているため、AWS専業ベンダーなどとともにビジネス開発などを検討していたり、既にAWSを使っていたりするような企業では、運用やメンテナンスなどを考慮してAWSを検討するケースも少なくないという。主要な機械学習用のフレームワークを利用できるため、選択が豊富な点も見逃せない。

 これに加え、実は海外では「Amazon Echo」と呼ばれるスピーカー型の音声アシスタントデバイスが売れに売れており、これに搭載されている「Alexa」という同社独自の音声認識機能が注目されている。このAlexaのようなアプリケーションを開発するためのサービスは「Amazon Lex」として一般に公開されている。AWSではこのLexに加え、画像認識のための「Amazon Recognition」、音声合成のための「Amazon Polly」も発表しており、それらを総称して「Amazon AI」と呼んでいる。

図3 全ての開発者向けのAIソリューション
図3 全ての開発者向けのAIソリューション(AWSが開発者向けに公開しているAmazon AIの構成)(出典:Amazon Web Services)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る