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会議の実施状況と課題(2019年)/後編:IT担当者300人に聞きました(2/3 ページ)
ビデオ会議システムやリアルタイムコミュニケーションツールの登場により、場所を問わず会議が実施できるようになった今、もはや旧来の会議体は古いものになりつつある。だが、まだ対面型の会議を必要とする企業が一定数存在する。そのワケとは。
コストや時間が掛かっても“わが社”の出張会議が減らないワケ
このように、まだ多数の企業が出張を伴う会議を実施しているが、交通費や移動時間が掛かり効率的とは言えない。そこに気付き、最近は、業務効率化の手段の一つとしてWeb会議やビデオ会議システムを導入する企業も増えつつある。対面型の出張会議を、Web会議やビデオ会議を活用した“遠隔型”の会議に切り替えようとする企業はどのくらいあるのだろうか。
出張会議を実施する企業に対して「Web会議やビデオ会議へ切り替える予定の有無」を尋ねたところ、63.5%の企業が「計画がある」と回答した。続いて「検討中」は18.6%、計画が「ない」は17.9%という結果となった。まとめると、約8割強が遠隔型会議へ切り替えを計画しているようだ(図1)。
最近は通信環境も整備され、遠隔会議ソリューションやサービスの質も向上している。Web会議やビデオ会議、テレプレゼンスソリューションなど対面型会議とほぼ変わらない質を提供するサービスがある中で、なぜあえて対面型の会議を選ぶのだろうか。
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