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テレワーク時代の人事部門の課題、散在する人材情報をどう一元化する?「離れていても情報は1つ」にするには

テレワークが急速に進む中、対面で話す機会が減るからこそ人事情報を適切に把握、活用することは重要だ。だが、企業規模が大きくなるほど人事情報は分断されがちだ。どうすれば一元管理し、有効活用できるのか。

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 企業の間で働き方改革の取り組みが広がっている。事業部門向けのテレワーク環境構築など積極的に進んでいる施策がある一方で、人知れず課題を抱えている部門がある。それは人事部門だ。

 事業規模が大きい企業ほど、人事情報が業務や担当者ごとに散在する傾向がある。そうした状況では人事情報の有効活用は困難で、いつまでたっても業務の効率化ができない。システムで何とかしたいと思っても人事システム改修の影響範囲は広く、簡単には手を付けられないのが実情だ。

 そもそも人事システムはカスタマイズやアドオン開発が多くなりがちで、システムのブラックボックス化により運用管理が属人化して負荷が増加しやすい。結果、担当者が離職、退職するリスクも大きくなる。

 グループ企業では、グループ各社がそれぞれ個別の人事システムを使用しているためにグループ全体の人材情報を把握できないという課題がある。さらに猛威を振るう新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の対策として急激に増えているテレワークにも適応しなければならない。

 こうした人事に関連するさまざまな課題に有効な手はあるのか。解決策を考えてみよう。


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