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コクヨの帳票Web配信クラウドサービスが改正電帳法とインボイス制度に対応

コクヨは同社の帳票Web配信クラウドサービス「@Tovas」に、サイバートラストの「iTrust リモート署名サービス」を採用した。これにより@Tovasは、改正電子帳簿保存法と適格請求書保存方式への対応が可能になる。

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 2022年1月に施行された改正電子帳簿保存法では、電子取引に当たって書面(紙)での保存は認められず、真実性を確保するための要件を満たした電子データを保存する必要がある。また、2023年10月に施行が予定されているインボイス制度では、電子データで保存する場合も真実性の要件を満たす必要がある。

 これらの新法制に対応するため、サイバートラストは2022年5月17日、コクヨの帳票Web配信クラウドサービス「@Tovas」(あっととばす)にサイバートラストの「iTrust リモート署名サービス」を採用したと発表した。これによって@Tovasは、改正電子帳簿保存法と適格請求書保存方式(インボイス制度)への対応が可能になる。これを機に両社の協業も発表された。

@Tovasの仕組みと追加機能で変わったことは?


@Tovasの仕組み(出典:サイバートラストのプレスリリース)

 @Tovasは、請求書や納品書、注文書などの帳票のPDFデータを、WebやFAX、郵送で届ける帳票配信クラウドサービスだ。一方のiTrust リモート署名サービスは、書面の電子化や電子契約で求められる電子文書の長期間にわたる真正性を確保する長期署名に対応したクラウドサービスだ。

 @Tovasは、iTrust リモート署名サービスによって、送信するファイルにタイムスタンプを付与する。タイムスタンプの付与によって、タイムスタンプに記録されている時点で電子文書が存在する「存在証明」と、タイムスタンプの時刻以降に電子文書が改ざんされていないことの証明が可能だ。

 最近、請求書や注文書などのビジネス書類のデジタル化への取り組みが活発化している。サイバートラストとコクヨは、ビジネス書類のデジタル化を推進する企業を支援するため、さらなる協業とシステム連携を強化するとしている。

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