検索
連載

“1000%”増加した生成AI関連求人 どのツールを使えるとトクなのか

生成AI関連の求人が急増している。その中でも、どのようなツールを使える人材が企業に求められているのだろうか。

Share
Tweet
LINE
Hatena
HR Dive

 求人サービスのUpworkの調査によると、企業はAI(人工知能)の利用拡大に役立つスキルを持つ労働者を探すため、より多くの人を雇用するようになっている(注1)。

使えた方がいいAIツールは?

 同社によると、2023年の第2四半期には生成AI関連の求人が2022年末と比べて1000%以上増加したという。Upworkは「この急増は、企業が生成AIが提供できる機会に大きな注目を集めていることを示す強力な兆候だ」と述べる。具体的にはどのようなツールを扱える人材が企業に求められているのだろうか。

 Upworkが2023年8月22日(現地時間)に発表したレポートによると、需要の高いAIツールは「ChatGPT」や「BERT」「Stable Diffusion」「TensorFlow」などだという。

 生成AIは比較的新しい技術だが、AIスキルを持った人材の獲得はしばらくの間、企業を悩ませてきた。データ分析ツールを提供するSASが2022年9月(現地時間)に発表した調査結果によると、多くの業界でノウハウの欠如がイノベーションを阻害し、企業が資金を余らせているため、AIスキルに関して「緊急の行動」が必要である可能性があることが示された(注2)。

 また、Salesforceが2023年7月(現地時間)に発表した報告書によると、生成AIに対する楽観的な見方をする人が多いものの、Salesforceが調査した従業員の過半数は「テクノロジーを安全に効果的に使用するスキルを持っていない」と回答したという(注3)。

 Salesforceが実施した調査では、チームリーダーの多くが従業員にそのようなスキルが「不足している」と回答した。一方、調査対象となった従業員の約3分の2は、企業が「生成AIの使い方を学ぶ機会を提供してくれる」ことを期待していると回答し、それと同じくらい多くの従業員が、「企業は現在そのようなことをしていない」と答えている。

© Industry Dive. All rights reserved.

ページトップに戻る