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自動化とAIの採用活動における役割は何が違う? 利用に伴うリスクも解説

採用担当者は、業務時間の多くを採用業務に費やしている。自動化やAIによって採用の負担を軽減できる可能性がある。それぞれの技術の特徴とは。

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HR Dive

 採用担当者は業務時間の多くを採用業務に費やしているが、自動化やAI(人工知能)によって採用の負担を軽減できる可能性がある。

 自動化はAIと一緒にされがちだが、それらの違いを正しく認識することが重要だ。

自動化とAIの違い、利用に伴うリスク

 Indeedが2023年10月25日(現地時間)に発表した報告書によると(注1)、採用の意思決定者は「採用活動に関連するタスクに、ほぼ半分の時間を費やしている」と回答している。その中には、自動化できる可能性のある2つのプロセス「候補者の発掘」「候補者の評価」が含まれている。

 採用担当者の約53%は、候補者の発掘に少なくとも週6時間以上を費やしており、22%は11時間以上を費やしている。また、50%は評価に少なくとも週6時間を費やしており、15%は11時間以上を費やしている。

 報告書によると、約10人に9人の雇用主は、採用プロセスの自動化を支持しており「生産性の向上や採用までの時間の短縮、採用単価の削減、候補者体験の向上が期待できる」と回答している。

 すでに自動化の仕組みを導入している企業の雇用主は「法律やコンプライアンスのチェック、チーム間のコラボレーション、多様性の確保、候補者とのコミュニケーションに自動化は有益だ」と回答している。まだ自動化を導入していない企業は「身元の調査や照会、履歴書のスクリーニング、面接の日程調整、候補者の発掘に自動化が役立つ」と考えている。

 雇用主は「採用プロセスにおける人的要素がすぐにはなくならない。特に面接の実施やソフトスキルの評価、文化への適合性の判断、最終的な決定などには、人的要素が重要だ」と考えている。

 Indeedのジョン・フォックス氏(バイスプレジデント)は次のように述べた。

 「自動化はしばしばAIと一緒にされるが、それらの違いを認識することが重要だ。自動化には幅広い機能があるが、そのうちの一つは、人々を手作業から解放し、人とのつながりの構築といった真に重要な業務を優先できる環境の構築を目的としている」

 専門家によると、「ChatGPT」のようなツールは、職務概要の下書き、特定のスキルや資格を持つ候補者の選別、評価の作成といった反復的な採用業務に役立つ(注2)。

 しかし、このようなツールがビジネスに普及する中、地方や連邦政府には法的な課題も残っている。ニューヨーク市は、意思決定を自動化するツールの制限を実施している管轄区域の一つであり(注3)(注4)、the White Houseといくつかの連邦政府機関は、自動化ツールがどのように従業員を監視し、評価するかを調査する予定だ。

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