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「X」の求人検索機能「X Hiring」がリリース 競合はIndeed、LinkedIn

Xは求人検索機能「X Hiring」を全ユーザーに公開した。論争を生む求人検索機能X Hiringの概要や、他サービスとの違いとは。

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HR Dive

 旧「Twitter」である「X」は2023年11月13日(現地時間、以下同)の週、「同年8月にベータ版として公開していた求人検索機能『X Hiring』を全ユーザーに公開した」と発表した(注1)。

 ベータ版のリリース時、オーナーのイーロン・マスク氏は「人々は私に『LinkedIn』のリンクを送ってくるが、強い違和感を覚えるため使う気になれない」と批判し大きな話題となった。

 論争を生む求人検索機能X Hiringの概要や、他サービスとの違いとは。

競合との差別化ポイントは?

 当初X Hiringは、Xで認証された組織のみが利用できる機能であった(注2)。マスク氏は、このプラットフォームをMicrosoft傘下のサービス「LinkedIn」と競合するものと位置付けていた(注3)。

 また、同社は、X Hiringのモバイルフレンドリーバージョンを「iOS」と「Android OS」向けに近々リリースする予定だが(注4)、その時期は明らかにされていない。

 マスク氏は、X Hiringのベータ版をローンチした直後の2023年8月27日、LinkedInについて遠慮なく語った。

 「人々は時々、私にLinkedInのリンクを送ってくるが、強い違和感を覚えるため使う気になれず、代わりに履歴書や職務経歴書を電子メールで送ってもらうことにしている。私たちは、LinkedInに対抗するプラットフォームであるXを確実にクールなものにする」(マスク氏)

 X Hiringは、IndeedやMonsterのような求人サービスを提供している認知度の高い企業や、テクノロジー業界の競合他社であるMetaやGoogleなどとも競合することになる。これらの企業は長年にわたり求人をプラットフォームに投稿できるようにしている。また、特定の業界や収入レベル、その他の条件の求人に特化した、よりニッチな競合他社も存在している。

 ユーザーは、キーワードまたは勤務地を指定してX Hiringの求人情報を検索でき、テレワークが可能な求人という条件でソートをかけることもできる。求人企業が給与範囲を記載している場合、それは勤務地の横に表示される。

 後者の機能は、求人サイトにとって重要なトピックを反映している。2023年9月、Indeedは、同年8月に掲載された米国内の求人広告の半数が(注5)、「雇用主から提供された給与の情報を何らかの形で含んでいた」と発表した。

 このプラットフォームに関する最近の論争を考慮した雇用主が、X Hiringの利用を控えるかどうかは不明だ。Social Media Todayによると、IBMやApple、Lionsgate、Disneyを含む多くの広告主が、偽情報や攻撃的なコンテンツが掲載されているという報告を複数の受けて(注6)、Xでの広告を一時停止している。

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