ライオン株式会社
BIツールの導入でシステムのシンプル化や自在な情報分析が可能に
ライオンは、保守性の低下などの問題を抱えていた基幹業務システムに代り、BI機能を備えたMicroStrategyを導入。システムのシンプル化や自在な情報分析などを実現した。
ライオンでは、約20年前にスクラッチで開発された基幹業務システムが老朽化したことで、作業工数の増大による保守性の低下や、コストの増大などが問題になっていた。2020年に向けた新経営ビジョンの策定にあわせて、最新のBI機能を備えたMicroStrategyを導入したことで、システムのシンプル化と開発コストの削減を実現した。
課題
ライオンでは、受注、販売、物流、マスター管理を担う基幹業務システムとして、30年以上、メインフレームを運用してきた。約20年前にスクラッチベースで開発されたシステムは、特に不足はなかったが、拡張を繰り返して運用してきたため、条件設定の操作が複雑で、利用者の要望に基づいて、統合システム部が出力画面を開発するといった工数の増大やコスト面が問題だった。開発言語の陳腐化や作業工数の増大で保守性も低下していた。
解決方法
2020年に向けた新経営ビジョンの策定にあわせて、システムのシンプル化、利用者の利便性向上、データ分析意識の醸成を目標に、BIツールを新規導入することを決定。十数社のBI製品から、最新のBI機能を備え、要件を高いレベルで満たすMicroStrategyの採用を決めた。POS情報に加え、Webサイトのログデータなどのビッグデータも含めてデータ種を柔軟に取り込める期待があったことも選定理由だった。
効果
BI機能の要件定義に取り組み、導入・構築作業を経て、2012年8月の新基幹システムの本格稼働を待って、MicroStrategyの利用を開始した。導入時には、メニューや入力方法の整備・標準化も行われ、導入前に169あった提供画面が導入後には35画面にまで削減され、システムのシンプル化と開発コストの削減を実現した。多様なデータ種も柔軟に追加でき、利用者視点でビジネス情報を可視化でき、自在な情報分析も可能になった。
事例概要
企業規模 | 大企業向け(1001名以上) |
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課題 | 業務効率化 |
業種 | 製造業 |
部署 | 情報システム部門(運用系) |
地域 | 国内 |
導入年 | - |
提供企業・製品
導入製品名:MicroStrategy 10
提供企業:マイクロストラテジー・ジャパン株式会社
掲載日:2020/06/08
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