IBM PureData System for Hadoop

ビッグデータから迅速に価値を導き出すことを追求した統合型製品

　「IBM PureData System for Hadoop」は、テキストや画像などを含む、大規模な非構造データを効率的に扱えるHadoop基盤を、迅速かつ確実に構築可能なエンタープライズ向け垂直統合型システムだ。ビッグデータの処理に特化して最適化された統合プラットフォーム「IBM PureData System」ラインアップに属する製品であり、企業にとって大きな可能性が見込まれるビッグデータへの取り組みを容易にし、明確で価値のある結果を迅速に導き出せるようにする。

必要なハードウェア/ソフトウェアを統合＆最適化した状態で出荷
　Hadoop環境の構築に必要なコンピューティングシステム、ストレージ、そして、ソフトウェアなどがあらかじめ統合、最適化した状態で出荷されるため、システム稼働までの手間と時間を大幅に短縮可能。IBMのx86サーバテクノロジをベースに、18台のデータ・ノードと冗長化された2台のマスタ・ノード、10ギガビットと40ギガビットのイーサネットを最適に組み合わせたネットワークから構成されている。データ・ノードの内蔵ディスクはあらかじめHDFS（Hadoop Distributed File System＝Hadoop分散ファイルシステム）でフォーマットされており、圧縮により、約1ペタバイトものデータを格納することが可能だ。

分析機能も組み込み済みで、素早く手軽に結果が得られる
　「IBM PureData System for Hadoop」では、Hadoop基盤ソフトウェア「IBM InfoSphere BigInsights」を採用。IBMによって開発された強力なテキスト分析エンジンが組み込まれ、ANSI準拠のSQLでHadoop上のデータを扱えるBigSQL、プログラミングなしにデータを可視化し、編集できるスプレッドシート形式のBigSheets、ハードウェアも含めてWebブラウザ経由で監視と管理ができる統合管理ツールなどを備えている。Hadoopを用いたビッグデータの容易な活用を実現するとともに、システムの運用にかかるコストの最適化にも貢献する。