600の局舎、10万超の通信設備情報を可視化して管理する

ケイ・オプティコム

600の局舎、10万超の通信設備情報を可視化して管理する

情報通信事業で重要な局舎内設備の工事・保守業務情報を可視化するシステムを構築したケイ・オプティコム。既存設備を多角的に分析でき、新規案件の扱いも容易になった。

  • 業務効率化
  • 通信サービス業
  • 情報システム部門(開発系)
600の局舎、10万超の通信設備情報を可視化して管理する

情報通信事業会社のケイ・オプティコムは、局舎内にある膨大な設備の工事・保守業務情報を連動させ、可視化できる局内設備管理システムを構築。ユーザー任意の視点で、多角的に設備情報を把握できるようになった。新規申し込みに伴う情報登録の手間も削減。社内からも部門を超えたアイデアが出されるようになり、業務改善効果も期待できる。

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課題

 多彩な情報通信サービスを提供するケイ・オプティコムは、600以上の局舎と、10万超のネットワーク機器を持つ。以前はExcelやCADで管理をしていたが、管理対象の増加に伴い、幅広い業務支援に活用できる一元管理システムを必要としていた。

 また、部署ごとに様式や項目の違う資料が作られていたため、資料間の不整合が原因で作業ミスが起きることも少なくなかった。図面更新やトラブル対処の手間を軽減したかった。

解決方法

 同社は、光ファイバー網を地図上で管理する「芯線管理システム」を開発済みだったが、改めてゼロベースでアイデアを募った。品質・納期・コスト面から、結果として、同じ地図情報ソフトが一元管理システムのベースとして採用された。ただし地図は用いず、白紙の上に各種設備構成を多層的に重ね、見たい情報を大胆に視覚化できる形式をとった。

 導入は「設備管理システム」「業務支援システム」の2フェーズにわけて進められた。

効果

 通信設備であれば、局内のラック配置図からラック内の収容機器、パネルなどが確認でき、各機器や端子盤が他の設備とどうつながっているかまで1クリックで把握できるようになった。

 また、新規申し込み時にも、設計図面や作業指示書を登録・管理でき、設備工事完了後には、そのまま「設備管理システム」に情報を自動移行できる。

 設備状況の可視化により、社内の各所から業務改善のアイデアが挙がるようにもなったという。

事例概要

企業規模 企業規模問わず
課題 業務効率化
業種 通信サービス業
部署 情報システム部門(開発系)
地域 国内
導入年 -

提供企業・製品

導入製品名:GeoMation 地理情報システム

提供企業:株式会社日立ソリューションズ

URL:https://www.hitachi-solutions.co.jp/geomation/sp/