グローバル企業の課題を払拭する各国共通のデータ管理術とは?

オリンパス アジア・パシフィック

グローバル企業の課題を払拭する各国共通のデータ管理術とは?

企業のグローバル展開において課題となるのが、現地法人のバラバラなデータ管理だ。オリンパス アジア・パシフィックが各国共通で実現したデータ統合のプロセスを紹介する。

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グローバル企業の課題を払拭する各国共通のデータ管理術とは?

グローバルでビジネスを展開する大手メーカー、オリンパスのアジア・オセアニア地域統括会社であるオリンパス アジア・パシフィック。同社では、各国で管理している複数のデータソースを統合し、ダッシュボードでのリアルタイム分析で営業活動を支援する仕組みを構築した。営業部門でも高度なデータ抽出や加工を可能にしたデータ統合基盤とは?

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課題

 各地域の現地法人が、「SAP ERP」や「Salesforce Sales Cloud」「Microsoft Excel」といった異なるシステムやツールを使って営業データや商談データ、販売実績/販売計画、顧客データなどを管理してきた。そのため、経営会議の際には、各地域の現地法人が、必要なデータを都度抽出・加工し、資料にまとめるという作業が繰り返されてきた。その結果、リアルタイムの数字を見ながら、迅速で的確な意思決定を行うことができなかった。

解決方法

 多岐にわたるデータソースから必要なデータを抽出・収集し、Salesforceに取り込むためのデータ統合のソリューションを探した。また、IT部門に負担をかけず、営業部門の人的リソースだけでデータの抽出・収集・統合が行えるような優れた操作性や、各地域での多言語に対応していることも要件の1つに設定した。当初はこれらの要件を満たすソリューション探しは困難を極めたが、最終的にクラウドデータ統合基盤を採用した。

効果

 クラウド/オンプレミスを問わず、多種多様なデータソースの統合を実現できた。コーディングレスでの直感的なデータマッピングにより、IT部門への負荷をかけずに、営業部門主導でのデータ統合を可能にした。各地域/現地法人にまたがる営業・商談・販売・顧客データの統合と可視化により、迅速な経営意思決定を行えるようになった。また、各国における営業活動と成果の可視化により、ベストプラクティスの共有化が促進された。

事例概要

企業規模 大企業向け(1001名以上)
課題 グローバル展開
業種 製造業
部署 営業部門・販売部門
地域 海外
導入年 2016年

提供企業・製品

導入製品名:Informatica Intelligent Cloud Service

提供企業:インフォマティカ・ジャパン株式会社

URL:https://www.informatica.com/jp/products/cloud-integration.html