技術文書

arcserve Japan合同会社

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徹底検証、最新バックアップ技術は“普通のシステム環境”で本当に役立つのか?

バックアップ製品の選定においては性能の見極めが重要となるが、人為的に作成した環境での検証結果では、実際の環境での性能を十分に把握できない。そこで、一般的な環境での検証結果を基に、最新バックアップ製品の実力を明らかにする。

要約

 企業の情報システムが複雑化する中、運用の鍵となっているのが、バックアップをはじめとしたデータ保護だ。昨今では技術の進化によりさまざまなバックアップ製品が登場しているが、その選定においては性能の見極めが何より重要となる。しかし、人為的に作成した環境での検証結果を基に製品選定を進めると、実際のシステム環境で期待通りのパフォーマンスが得られない可能性もある。

 そこで本コンテンツでは、約10TBのデータ容量の多くをOfficeデータが占める、一般的なファイルサーバを用いて、あるバックアップアプライアンスの性能を検証した。特別なシステム変更は行わず、方式はエージェントレスを採用。初回のフルバックアップ、その後4回の増分バックアップはいずれも、ファイルサーバ4台のスナップショットから自動取得している。

 その結果、課題となりがちな最初のフルバックアップは、ネットワーク帯域を増強することなく、約32時間という短期間で完了。また、増分バックアップや重複排除/圧縮処理においても良好な結果が得られたという。バックアップ時間やスループット、データ縮小率の実数値を紹介した本資料を基に、それを実現した技術を探っていこう。

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