RPAツールのリプレースで、全社展開と運用効率化を実現

清水建設株式会社

RPAツールのリプレースで、全社展開と運用効率化を実現

定型業務の自動化に役立つRPAだが、部門ごとに複数のロボットを導入する場合、一元管理を行えていないとさまざまな問題が発生する。RPA導入企業の事例から解説しよう。

  • 業務効率化
  • その他業種
  • 情報システム部門(開発系)
RPAツールのリプレースで、全社展開と運用効率化を実現

清水建設では、部門ごとに複数のRPAツールを導入・活用しており一定の効果を上げていた。しかし、そのままでは全社レベルでのRPA活用を進めることは難しかったうえ、複数種のRPAツールを利用していたため非効率な問題が生じていた。RPAの全社展開を推進し、運用を効率化するために同社が選んだのは、RPAツールのリプレースだった。

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課題

 清水建設では、2017年から各業務部門がRPAを選定、導入を開始した。その後約2年が経過し、導入されたロボットは約100体。部門の業務効率化には一定の効果を上げることができたものの、各部門で導入されているロボットを全社レベルで管理する仕組みがなかったため、部門間の共有や共通化が行えていなかった。さらに不要なライセンスコストがかかったり、効率的な社内サポートが行えないなど、非効率な運用となっていた。

解決方法

 部門間の共有や共通化が行えていない状態でのRPA活用では利用効果は限定的と考えた同社は、「全社レベルで管理できる」「RPA推進チームと現場のどちらでもロボット開発が可能」「大規模ユーザーでの稼働実績があること」などを要件として新しいRPAツールの選定、導入を行った。
 さらにロボットに関する情報をまとめた社内向けポータルサイトを開設するなど、全社展開への準備を進めていった。

効果

 複数種のRPAツールから日立ソリューションズが提供するRPAへのリプレースを実施。全社展開が実現し、ガバナンスも効かせることができた。さらにロボット部品の共通化や、野良ロボットの防止も可能になった。既存ロボットの書き換えも進めており、完了後にはRPAツールを一本化して、ライセンスコストの低減ができるという。
 また、開発・運用に関するノウハウを全社共有し、効率的な社内サポートを実現することができた。

事例概要

企業規模 企業規模問わず
課題 業務効率化
業種 その他業種
部署 情報システム部門(開発系)
地域 国内
導入年 2020年

提供企業・製品

導入製品名:Automation Anywhere

提供企業:株式会社日立ソリューションズ

URL:https://www.hitachi-solutions.co.jp/rpa/sp/products/automation_360/