RPA導入による年間949時間の業務削減で新たなビジネス機会を獲得

事例概要

　インテリア商品のEC事業を手掛けるアイズコーポレーション。商品を掲載しているモール（ECサイト）に対して出荷時に報告を行う必要があるが、これを当日中に行わなければならないことが担当者の大きな負担となっていた。出荷報告が遅れるとモール内での評価が下がり、販売ページの掲載順位やランキングが下がってしまい、機会損失につながるためだ。これまで人海戦術や残業で対応してきたが、こうした問題を解決するために同社は、稼働時間の制約を受けないRPAの導入を検討。

　グループ企業からFCEプロセス&テクノロジーの「ロボパット」の採用を勧められるも、導入することでどのような効果を得られるのか、当初は把握していなかったという。しかしロボパットの専属担当者とともに無料サポートを活用しながら段階的に導入、活用を実施した結果、ヒューマンエラーがなくなった上、従業員も休みを取りやすくなり、働き方改革をDXと並行して進めていくことができた。

　同社では、ロボパットに置き換えられる業務を年間949時間と試算している。そうした成果を踏まえ、当初考えていた業務以外にも、データのチェックや分析などさまざま業務にRPAツールを活用しているという。