「ISDN/専用線」に関する製品情報やサービスの比較・事例、セミナーやニュース

ISDN/専用線

ISDN(Integrated Services Digital Network)とはITU-T(電気通信標準化部門)によって定められた世界共通のデジタル通信規格。日本語では「サービス総合ティジタル網」という。国内ではNTTがISDN規格に基づくサービスとして「INSネット」(Information Network System)を提供している。ただし、NTTでは2020年頃からPSTNからIP網へのマイグレーションを開始し、2025年頃の完了を想定しており、これに伴い、INSネットはサービスを終了する。
専用線とはデータセンタから企業の社屋内の通信装置までを接続するケーブルのように、特定の地点をつなぐ専用の通信回線のこと。物理的にはメタルケーブル、同軸ケーブル、イーサネットケーブル、光ファイバケーブルなどがあり、それぞれにさまざまなプロトコルの通信を載せることができる。どの種類でも自社専用に使え、他社の通信が相乗りすることはないので、セキュリティ面で最も強固な通信回線になる。なお、通信速度と距離、サービスレベルなどの違いによって月額料金が異なる。

ISDN/専用線の新着記事

ISDN/専用線の基本機能とは?

●ISDN
従来の電話線または光ファイバを利用してデジタル信号を用いてデータ通信(インターネット接続)を行うことができる。日本では128Kbps(64Kbps×2)または1.5Mbps(64Kbps×24)の2通りの使い方がある。専用ダイヤルアップ番号として「1492」という、局番なしの4桁の番号を設定するだけで利用できる。
●専用線
いわゆる通信線の貸切で24時間接続、料金は固定で距離と通信速度で決まる。接続形態は必ず1対1で、通信相手先が固定されている。そのため回線上のセキュリティは不要である。鉄道の例えでいえば、貸切列車である。かつては、「アナログ専用回線」「デジタル専用回線」程度のサービスしかなかったものの、データ通信の発達、多様化にともない、現在では多種多様なサービスが展開されている。

ISDN/専用線の導入メリットとは?

●ISDN
ISDNのメリットとしては、通信料が定額であり、通信料を気にせず自由に使える。また、電話もインターネットも同時に利用可能で、1回線で電話番号が最大3つまで持つことができる。さらに、豊富なフレッツ・ISDN対応のプロバイダから、好きなプロバイダを選択できる。
●専用線
専用線のメリットとしては、帯域が保証されていること、遅延時間が一定であること、さらにまた、通信回線上に他者が入り込む余地が無いため、セキュリティ対策が少なくすむことなどが挙げられる。