住友重機械工業
1万本以上のプログラム資産の可視化を効率的に実現する秘策
多様な事業分野ごとに異なるシステムの開発と保守に課題を抱えていた住友重機械工業が、1万本以上のプログラム資産の可視化に着手できた秘策とは?
住友重機械工業の子会社でシェアードサービスを提供する住友重機械ビジネスアソシエイツは、親会社の多様な事業分野ごとに個別構築されたシステムの開発と保守に頭を悩ませていた。同社は設計書自動作成ツールを導入し、作業品質の向上とコスト削減、デリバリー時間の短縮、またメインサーバ上の全プログラム資産の可視化に着手することができた。
課題
同社のデータセンターのメインサーバで稼働するシステムは、多様な事業特性に応じて個別に構築されており、画面数で4000画面、プログラム数では1万本以上が存在する。既存プログラムへの影響範囲を調べる時に、紙の仕様書を読んだりソースを見たりベテランに尋ねたりしていたが、古いプログラムを知っている年長者が年々減り、仕様書も紙、電子ファイルが混在しており、必要な情報を迅速に得ることが困難になっていた。
解決方法
同社は対策として、設計書自動作成ツールの導入を決定した。この製品は同社のメインサーバの各種ソースから、30種類以上の設計書を自動で作成することのできるツールだ。分析機能や検索機能なども豊富に持つ。仕様書などを再作成してドキュメント整備するための使用方法もあるが、同社では必要な情報を簡単に見つけられる検索機能を高く評価し、日々の保守サポートでの利用を主目的とした。
効果
同社は今、この製品を得たことで、作業品質の向上とコスト削減、デリバリー時間の短縮、またメインサーバ上の全プログラム資産の可視化を進めている。同製品はExcelでプログラムを管理できて加工性もよく、個々のソースごとに仕様書が作成できるため、プログラム資産の棚卸しと整備を効率的に進められている。
また、保守サポートの障害対応で導入前後の工数を比較したところ、作業時間が24%削減されていた。
事例概要
企業規模 | 中堅中小企業向け(101~1000名) |
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課題 | 業務効率化 |
業種 | 情報サービス業 |
部署 | 情報システム部門(開発系) |
地域 | 国内 |
導入年 | 2012年 |
提供企業・製品
導入製品名:Trinity(トリニティー)
提供企業:株式会社Zero Divide
URL:https://www.belldata.com/ps/development/trinity/index.html
掲載日:2018/11/05
更新日:2019/02/04
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