株式会社シーテック
契約書類の電子化で紙の削減と数百万円規模の印紙税節約を実現
DXを推し進めるには、多くの業界で根強く残る「紙ベース」の契約業務を電子化しなければならない。取引先の理解を得ながら電子契約を進めるには?
シーテックではDX推進の一環として、リモートワークの実現やペーパーレス化による生産性向上を目指していたが、大量の「紙」の契約書類がそれを阻害していた。さらに、コロナ禍によってDXの必要性が高まったこともあり、電子契約サービスの導入は急務だった。同社はどのようにして取引先への負担を抑えながら電子契約の仕組みを構築したのか。
事例概要
エネルギーや情報通信などの設備の建設保守業務を手掛けるシーテックでは、DXを通して新しい働き方を実現し、時流に合った会社へと進化したいと考えていた。さらに、コロナ禍によってDXの必要性が高まったこともあり、紙ベースで運用していた契約業務の電子化はもはや急務だった。
同社はこれらの課題を解決するために、電子契約サービスによってペーパーレス化を図ることに。システムの選定にあたっては、まず既存の基幹SAPシステムや電子帳票システムとの親和性を重視。
さらに中小企業との取引が多い同社にとっては、取引先の負担を強いることなく導入できる点も重要であった。そこで第三者が当事者の指示に基づいて電子署名を付与する“立会人型”の電子署名サービスを選定し、取引先へ金銭的な負担を与えることなく、既存の基幹システムから取引先への配信までを自動連携する書類送受信の仕組みを構築。
これにより、契約の見積もり依頼から精算までをWeb上で完結させることに成功した。また、電子契約サービスの導入によって収入印紙が不要になり、数百万円規模のコスト削減のメリットも得られた。
事例概要
企業規模 | 企業規模問わず |
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課題 | 業務のIT化 |
業種 | その他業種 |
部署 | 情報システム部門(運用系) |
地域 | 国内 |
導入年 | - |
提供企業・製品
導入製品名:DocYou
提供企業:日鉄日立システムソリューションズ株式会社
掲載日:2024/04/25
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