Windows 10への移行に併せ、データレスPCでセキュリティと業務効率化を両立

コクヨ

Windows 10への移行に併せ、データレスPCでセキュリティと業務効率化を両立

社外では主にiPadを使用し、PCは原則持ち出し禁止だったコクヨグループ。PCを使いたいユーザーニーズと確かなセキュリティ、簡単な操作性を全て満たした製品とは?

  • セキュリティ強化
  • 製造業
  • 情報システム部門(運用系)
Windows 10への移行に併せ、データレスPCでセキュリティと業務効率化を両立

文房具やオフィス家具などの製造、販売を手掛けるコクヨグループ。同グループではPCの社外持ち出しを原則禁止しており、社外利用端末として主にiPadを採用していた。しかし、iPadではPCの代わりになりきらず、PCとiPadの重複使用も増加した。同社はデータレスPCソリューションを導入し、コストや持ち出し申請手続きなどの工数の削減を実現した。

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課題

 同グループでは、情報漏えい対策、データ保全の観点から、社外におけるPCの使用を厳しく制限し、社外では主にiPadを使用、PC持ち出し時は申請承認プロセスが必須だった。しかし、iPadでは編集業務を行うのは非効率で生産性が上がらず、また、やむを得ず持ち出し承認を得たPCは紛失、盗難による情報漏えいリスクと隣り合わせだった。結果として、PCとiPadを併用する社員が増加し、業務効率化とコスト面での対策が必要だった。

解決方法

 既存PCをWindows 10搭載のものにリプレースする計画を進める中で、当初はシンクライアントやリモートワイプ可能なPCソリューションを検討していた。しかし、導入・運用コストや、オンライン環境が前提だという点で、意図していた営業担当者の利用には向かないと判断し、採用に至らなかった。結果として、PCにデータを残さない仕組みを持ち、操作性がシンプルで、サポート体制も整っているソリューションの導入を決定した。

効果

 安全にPCを社外持ち出しできる仕組みとして、社外でPC業務をすることが多い営業部門を中心に導入を開始。利用環境が変わってしまうことを懸念していたが、ユーザーからは想定以上に好評だった。

 iPadとノートPCの重複使用や、持ち出し申請手続きと承認の工数は順調に削減していっている。今後は在宅勤務など、新しい働き方の可能性を広げる仕組みとしてもニーズがますます高まるだろうと予想されている。

事例概要

企業規模 大企業向け(1001名以上)
課題 セキュリティ強化
業種 製造業
部署 情報システム部門(運用系)
地域 国内
導入年 2017年

提供企業・製品

導入製品名:Flex Work Place

提供企業:横河レンタ・リース株式会社

URL:https://www.yrl.com/fwp/