
白鶴酒造株式会社
グループウェアで営業日報をモバイル作成、全社共有活用へ
広大な販売エリアをモバイル活用で営業改革。情報共有による販売強化、経費節減や運用負荷軽減を実現するグループウェアとは。またスムーズに社内展開するコツとは。

多くの清酒ブランドを全国展開し、酒米の生産まで行う白鶴酒造は、営業改革を目的としてグループウェアをリプレースした。モバイル活用とワークフロー機能により、営業業務を効率化し、残業時間を削減。検索機能を用いた成功事例の簡便な共有によって、全社的な販売強化も実現した。交通費、通信費、人件費などの経費削減にも貢献している。
課題
同社の販売支店は全国各地にあり、営業メンバーは出張のために1週間近く事務所を空けることもある。外出が多いメンバー間のコミュニケーション手段は主に電話で、日報は拠点に戻った後で対応していたため、管理職は迅速な営業管理が不可能な状態にあった。
同社はスピーディーで効率的な情報共有を求め、TV会議システムの導入と、ペーパーレスで外出先からも業務に取り組めるIT環境の整備を柱とした「IT推進委員会」を発足した。
解決方法
プロジェクトの実現に向けて、既存システムを見直した。コスト面や、モバイルやワークフローの機能要件を満たしていること、全社規模で快適に利用できること、ワークフローの承認ルートなどの柔軟な運用ができることなどを評価し、新しい製品への移行が決まった。UIが以前の製品に類似しており「啓蒙のしやすさ」があることも良かった。小規模でIT推進に積極的な支店からテスト運用を開始し、スムーズな全社展開を成功させた。
効果
営業メンバーは外出中も業務確認や日報作成ができ、管理職は日次で部下の活動を把握して迅速に指示できるなど、営業効率が格段に向上、残業時間も削減された。さらにWeb上に蓄積された情報は検索できるため、支店間で成功事例を共有することで全社的な販売強化につながっている。同社では、日報機能を酒米の生産記録にも応用しているという。これら効率化は、交通費、通信費、人件費などの経費削減にも大きく貢献している。
事例概要
企業規模 | 中堅中小企業向け(101~1000名) |
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課題 | 業務効率化 |
業種 | 製造業 |
部署 | 営業部門・販売部門 |
地域 | 国内 |
導入年 | - |
提供企業・製品
導入製品名:パッケージ版Garoon
提供企業:サイボウズ株式会社
掲載日:2025/01/17
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