NXP Semiconductors
10週間かかっていたデータの収集・集計・連結が20分に短縮
従来利用していたシステムの老朽化は業務改善のチャンスと捉えることも可能だ。プロジェクト管理システムのリプレースにより、業務効率化を実現した企業の事例を紹介する。
NXP Semiconductors(以下、NXP)は、プロジェクトタスクにおける処理ツールが部署ごとに異なっていたため、情報のサイロ化が進んでいた。また利用しているツールのレガシー化によりデータの収集、集計、連結に膨大な時間を要していたことも課題であった。そうした同社の業務改善プロセスを紹介する。
課題
NXPでは、プロジェクトタスクの処理において、部署ごとに異なるツールを使っており、その中にはレガシー化したシステムも存在していた。そのため、レポート作成の際のデータの収集、集計、連結に10週間の時間を要しており、一元化された中央記録システムとして使えるプラットフォームの導入は急務だった。
また、技術開発、製造ライフサイクルの依存と支出の情報がサイロ化していたため、部門横断での可視化は必須だった。
解決方法
同社では、統合されたプロジェクトのスケジューリングとトラッキング、リソース管理、ポートフォリオ分析など、さまざまな事業分野のニーズを満たす製品としてプロジェクト管理ソリューションを導入。ボタン1つで財務レポートを生成し、ポートフォリオレビューが準備できる仕組みを構築した。
さらに、コラボレーション機能により、製品横断でのポートフォリオ分析とトップダウンのロードマップの可視化も行えるようになった。
効果
同ソリューションの導入により、部門を問わずポートフォリオ単位でのリソースのニーズが可視化され、プロジェクトのニーズとリソースのプロジェクト配置のギャップが容易に把握できるようになった。
さらに、データの一元化と直感的な操作によるレポート作成が可能になったことで、従来データの収集、集計、連結に10週間かかっていた時間を20分にまで短縮。削減された時間をより質の高い分析と意思決定に使えるようになった。
事例概要
企業規模 | 企業規模問わず |
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課題 | 業務効率化 |
業種 | 製造業 |
部署 | 情報システム部門(運用系) |
地域 | 海外 |
導入年 | 2018年 |
提供企業・製品
導入製品名:Sciforma
提供企業:サイフォーマ株式会社
掲載日:2024/03/25
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