セガサミーホールディングス株式会社
自社固有の会計処理をアドオン開発なしで実現した方法とは
ERPの標準機能で対応できない独自の会計処理。アドオン開発は後々の保守工数を考慮すると避けたい。そうした悩みを抱えていたセガサミーホールディングスの解決策とは?
セガサミーホールディングスは、保守切れを機にERPのリプレースを検討したが、そこで課題となったのは、自社固有の会計ロジックへの対応であった。そこで同社では、会計処理エンジンを導入して新ERPと連携することで、人的稼働とIT投資を抑えつつ、ERP本体の開発に影響を与えず導入を実現した。同社の課題解決プロセスをご紹介しよう。
事例概要
セガサミーホールディングスは、ゲーム開発などで発生した人件費をプロジェクトごとに配分処理(配賦処理)を行っており、会計データとしてシステムに連携している。同社は、ERPの保守切れをきっかけに新たなERPへの移行を計画したが、移行先のERPは求める粒度での配賦に対応できないという問題に直面した。
そこで、配賦処理の代替手段として、複雑な会計処理を標準機能として実現するために会計処理エンジンを導入。ERPから出力した会計データが会計処理エンジンに蓄積され、配賦処理を行った後、仕訳データを生成し、再度ERPへ連携する仕組みを構築した。
会計処理エンジンを導入したことで、アドオン開発せずにERPを導入することができ、社内の人的稼働とIT投資抑制を実現できた。ERP本体に影響を与えず配賦処理を行う仕組みのため、今後のERPのバージョンアップにも影響を受けることなく、さらに将来SaaS型ERPへ移行する際にもメリットが期待できるという。
事例概要
企業規模 | 大企業向け(1001名以上) |
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課題 | システムリプレース |
業種 | その他業種 |
部署 | 情報システム部門(開発系) |
地域 | 国内 |
導入年 | - |
提供企業・製品
導入製品名:会計処理エンジン
提供企業:TIS株式会社
掲載日:2024/07/05
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