株式会社富士通ゼネラル
基幹システム刷新と経費精算システムクラウド化を同時に完遂
基幹システムの刷新といった大規模プロジェクトでは、人材不足は大きな不安材料だ。ERPと経費精算サービスのクラウド移行を同時並行で進めた富士通ゼネラルの選択とは。
富士通ゼネラルでは、基幹システムのSAP S/4HANAへの移行に合わせて経費精算システムのクラウド化を検討。ペーパーレス化やスマートフォン対応のほか、外部サイトとの連携による入力作業負荷軽減といった要件も満たすシステムの導入を検討した。サービス提供ベンダーのサポートを受けながらリプレースを成功させた同社の導入プロセスを紹介する。
事例概要
富士通ゼネラルは、空調機事業を中心に100カ国以上で展開する大手電機メーカーである。2010年代から基幹業務システムのクラウド化を目指し、30年以上利用していたホストコンピュータをERP「SAP S/4HANA」に移行する計画を開始。同時に、ホスト上で稼働していた経費精算システムをクラウド化することも決定した。
同社は2021年にクラウド経費精算サービスの情報収集を開始。選定においては航空券・新幹線乗車券など外部の予約サイトとの連携も要件の1つであった。導入製品は、十分な機能、ノーコード設定、コストパフォーマンスの良さなどを評価して決定。
ERP移行プロジェクトと経費精算システムのクラウド化が同時並行で進行するため、実施にあたってはプロジェクトマネジメント人材の不足が危惧されていたが、提供元ベンダーによる導入支援を受け、ERPとクラウド経費精算サービスの導入プロジェクトはほぼ同じタイミングで完了。これによりペーパーレス化やPC・スマホでの申請が可能となり、社員の手間が大幅に軽減された。経理部門では、証憑の電子化により保管や取り寄せの手間が解消された。
事例概要
企業規模 | 大企業向け(1001名以上) |
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課題 | システムリプレース |
業種 | 製造業 |
部署 | 財務部門・会計部門・経理部門 |
地域 | 国内 |
導入年 | 2023年 |
提供企業・製品
導入製品名:クラウド型経費精算システム Spendia
提供企業:TIS株式会社
掲載日:2024/08/01
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