八千代工業株式会社
従業員に手間をかけさせない経費精算、その実現プロセスを紹介
経費精算システムの導入において課題となりやすいのが、企業独自の経費精算ルールへの対応だ。追加開発となればコストもかかる。どのような対応策があるだろうか。
本田技研工業グループの八千代工業では、スクラッチ開発したシステムで経費精算を行ってきたが、構築から約20年が経過しさまざまな課題も顕在化してきた。そこで同社ではクラウド型経費精算サービスへの移行を決定。従業員の手間を軽減しつつ、自社独自の経費ルールにも追加コストをかけずに対応したい、そうした要望を満たす選択肢とは?
事例概要
八千代工業は、本田技研工業グループの一員として自動車部品の開発・生産を手掛ける大手企業。従業員の経費精算は2000年代にスクラッチ開発した独自システムを使用していたが、20年が経過し、システムレスポンスの悪さや電子帳簿保存法への対応が不十分などの問題が発生していた。
これらの課題を解決するために、八千代工業は部門横断のプロジェクトを立ち上げ、クラウド型経費精算サービスへの移行を目指した。社員の経費精算の手間を軽減するため、法人カードの導入も検討し、2020年半ばから情報収集を開始。複雑な日当計算や海外経費のドル建て申請など同社特有の要件に対応できる点などを考慮し、5つの候補製品の中から製品を選定・導入した。
サービスの正式運用は2021年4月から開始され、法人カードの導入も進められた。経費精算の負荷軽減やペーパーレス化により、社員は本来業務に集中できるようになった。また、経理部はオフィス外でも申請内容を確認できるようになり、柔軟な働き方が可能となった。結果として、経費申請の手間が大幅に削減され、現場からも好評を得ているという。
事例概要
企業規模 | 大企業向け(1001名以上) |
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課題 | 業務効率化 |
業種 | 製造業 |
部署 | 財務部門・会計部門・経理部門 |
地域 | 国内 |
導入年 | 2021年 |
提供企業・製品
導入製品名:クラウド型経費精算システム Spendia
提供企業:TIS株式会社
掲載日:2024/08/01
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