株式会社学研ホールディングス
追加開発なしでSAP ERPと自社の新システムを連携、業務を大幅改善
業務改善のために新たなシステムを導入した際、既存の基幹システムとの連携に予想外の費用が掛かる場合がある。そこで追加開発なしでシステム連携を実現する方法とは。
基幹システムをSAP ERPで刷新した学研では、受注入力業務と在庫管理を効率化すべく、出版物流パッケージを導入。しかし、そのシステムをSAP ERPのフロントエンドとして機能させる仕組みを構築するには、多大な開発コストがかかることが判明した。そこで同社では、どのような方法で手間なく新システムの連携を実現していったのか。
事例概要
雑誌や書籍の出版を主力事業とする学研は、全社的な業務改革を実施し、基幹システムをSAP ERPに刷新。しかし、SAP ERPは同社が求めていた市販受注業務には特化していなかったため、受注入力業務や在庫管理業務の効率化が課題になっていた。
また、従来の運用では電話の受注確認に時間を要しており、電話がつながりにくいことからクレームが多発。目視作業や手作業も多く、作業精度も低かったという。
こうした課題を解決すべく、同社は市販受注業務に特化した出版物流パッケージシステムを導入し、SAP ERPのフロントエンドとして機能させるために両システムの連携を検討。しかし、システム連携には多大な費用がかかることが判明した。
そこで同社では、出版物流パッケージの開発に利用したツールと同じ会社のシステム連携ツールを導入し、短期間かつ追加開発なしでSAP ERPとのシステム連携を実現。これにより受注処理と在庫更新がリアルタイムで行えるようになり、1回あたりの通話時間や受注処理にかかる時間を大幅に短縮した。
事例概要
企業規模 | 企業規模問わず |
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課題 | 業務効率化 |
業種 | その他業種 |
部署 | 情報システム部門(開発系) |
地域 | 国内 |
導入年 | 2007年 |
提供企業・製品
導入製品名:Magic xpi Integration Platform
提供企業:マジックソフトウェア・ジャパン株式会社
URL:https://www.magicsoftware.com/ja/integration-platform/xpi/
掲載日:2024/07/06
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