エイベックス株式会社
250以上の業務自動化処理を分かりやすいGUI環境で高速に開発
エイベックスでは、膨大なデータ加工処理の作業工数増大や人的ミスなどの問題に対処するために、業務自動化処理をGUIで素早く開発できるデータ連携ツールを導入した。
エイベックスでは、膨大な数のコンテンツ関連データを手作業で加工処理することが多く、作業工数増大や人的ミスなどの問題が発生していた。そこで、業務自動化処理を迅速に開発できるデータ連携ツールを導入。開発環境がGUIで分かりやすく、簡単な自動化処理なら内製化できるため、一からの開発と比べ期間や費用を削減できた。
課題
同社では、楽曲や映像、グッズなど多様なコンテンツのそれぞれについて、売り上げ・予約・著作権などの正確なデータ管理が必須である。しかし、1処理あたり数十万件にも及ぶデータ加工・整形が必要な場合もあり、手作業では多大な工数がかかっていた。人的ミスにより処理を一からやり直すことも頻繁に発生していた。また、人事関連や財務関連の処理など部署を問わず、毎月多くの業務自動化依頼がシステム部に寄せられていた。
解決方法
業務自動化処理を迅速に開発できるデータ連携ツールを導入した。さまざまな外部システム向けのアダプターが用意され、GUIで処理アイコンを配置することによりコーディング不要で開発できるため、簡単な自動化処理であれば内製化できる。アダプターごとに公開されているフローテンプレートにより、ナビゲーション画面の設定だけで処理を自動生成できる。業務自動化依頼のうち、業務負荷工数の高いものから順次自動化していった。
効果
開発環境がGUIで分かりやすいことから、内製/外注のいずれでも、一からの開発と比べ期間や費用を削減でき、早期対応により他部署からの信頼を獲得した。例えば、Googleドライブへのファイルアップロード処理の作成には、従来はAPI仕様の理解を含め1カ月を要していたが、専用アダプターを利用して30分で処理が完成し、処理の視認性も向上した。自動化された業務処理は250以上に及び、社員の業務効率化に貢献している。
事例概要
企業規模 | 企業規模問わず |
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課題 | 業務自動化 |
業種 | 情報サービス業 |
部署 | 情報システム部門(運用系) |
地域 | 国内 |
導入年 | - |
提供企業・製品
導入製品名:ASTERIA Warp
提供企業:アステリア株式会社
掲載日:2021/02/01
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