情報チェックを支える数万件のデータ加工が3日から15分に短縮

株式会社メディアドゥ

情報チェックを支える数万件のデータ加工が3日から15分に短縮

メディアドゥでは、取引先の電子書店に情報が正しく載っているかを目視で確認していた。その自動化のRPAを支えるデータ連携ツールにより、処理の高速化などを実現した。

  • 業務自動化
  • 情報サービス業
  • 情報システム部門(運用系)
情報チェックを支える数万件のデータ加工が3日から15分に短縮

メディアドゥの電子書籍取次事業では、取引先の150以上の電子書店に、新刊などの情報が正しく反映されているかを目視で確認していた。これの自動化はRPAだけでは難しく、データ連携ツールを併用。業務効率化や変則的な業務の削減、運用コストの安定化、作業精度の向上を実現し、数万件の複雑なデータ加工が3日から15分に短縮された。

事例資料をダウンロード

課題

 同社の電子書籍取次事業では、電子書店向けに、書籍ファイルや書誌情報の提供、販売状況の管理などを行っている。新刊や価格変更などの情報が電子書店に正しく反映されているかを目視で確認していた。変更項目は月30万件を超えるため、人的ミス抑制のための工数増加が課題となっていた。RPAによる単純作業のロボット化を検討したが、セキュリティ上、ロボットでもアクセスできない基幹システムのデータ領域があった。

解決方法

 電子書店上の確認などを自動化するために、Webサイトからのデータ収集をロボット化し、収集したデータの確認などの処理にデータ連携ツールを導入した。基幹システムの情報は同ツールが取得し、RPA用のデータベースを介すことでロボットのアクセス可能データを制御するようにした。また、データの収集から加工、変換、圧縮、クラウドDWHへのアップロードまでの一連の処理を同ツールで実装。アダプターを用いて直感的に開発できた。

効果

 単純作業をロボットに置き換えることで、業務効率化や変則的な業務の削減、運用コストの安定化を実現。処理プロセスの標準化もされ、データ不整合や作業漏れを防いで作業精度を向上できた。また、以前はRPA単体でしていた数万件の複雑なデータ加工処理が3日から15分に短縮された。開発時は処理が可視化されるため詳細設計が不要で開発工数を短縮でき、短期間でのリリースを繰り返して改善を続けるアジャイル開発も可能となった。

事例概要

企業規模 企業規模問わず
課題 業務自動化
業種 情報サービス業
部署 情報システム部門(運用系)
地域 国内
導入年 -

提供企業・製品

導入製品名:ASTERIA Warp

提供企業:アステリア株式会社

URL:https://www.asteria.com/jp/warp/